正式タイトルは『いつわりびと◆空◆』
『週刊少年サンデー』にて2009年9号から2010年11号まで連載、2010年2月19日よりウェブコミック配信サイトクラブサンデーにて連載中。
特徴
『いつわりびと』というタイトル通り、嘘やトリックなどの『騙し』がほとんどの登場人物の戦術となっている。
時代設定が江戸時代ということもあり使える武器などの制限はあるが、口先だけのハッタリから果ては誰も実行しないような大仕掛けまで様々なトリックが登場し、話題となった。
基本的に時代物はやたらと妖術だの妖怪だので戦うものが多い中、物理法則を無視せずきちんと科学的に説明できる戦術で戦いを繰り広げる漫画である(最も喋る狸や何百年も生きている人間が登場しているため設定に関しては非科学的な要素があるが)。
本誌では他の漫画との兼ね合いからか、後ろに掲載されることが多く地味な存在であったがクラブサンデーに移籍後サイト内のほとんどのランキングでトップを勝ち取ったため人気がないわけではないことが証明された。
あらすじ
相手が悪人だと露知らず、正直に全てを話してしまったせいで、家族を殺された過去を持つ孤児=天邪狐空(あざこ うつほ)。
正直さを嫌い、常に嘘ばかりつき生きてきたが、孤児の里の長である坊主の優しさに触れ考えを改める。
これからはその得意な嘘を使って、多くの人々を救う旅が始まる。
登場人物
登場人物の名前には、動物の名前が入っているものが多い。また、作中でも語られたが、変わった読み方のものも多い
天邪狐空(あざこ うつほ)
薬馬小四郎(やくま こしろう)
六兎閨(むいと ねや)
弐猫控(にびょう ひかえ)
烏頭目(うずめ)
憚木蝶左(はばき ちょうざ)
蛙みなも(かわず - )
狢九十九(むじな つくも)
天狗黒羽(あまい くろは)
際刃(さいは)
入谷蝙蝠(いりや かわほり)
蛭子夜七(ひるこ よるしち)