鯨包丁には大きさが2種類あり、薙刀(むしろ青竜偃月刀か)のような幅広で長大な刀身を持つ大包丁(同じく大物を捌く「鮪包丁」の方が刀身は長いらしいが、あちらは幅が狭い。)と、マチェットや鉈のような大きさの小包丁があり、
大包丁は、クジラの皮剝きや頭部の切断といった大掛かりな作業に使い、小包丁は背中にある脊椎骨の椎間板を切ってバラバラにしたり、筋肉を剝(は)いだりするときに使う。
また、ただでさえ道具というより武器のような姿であるにもかかわらず、使い方によってはさらに長い柄が付けられる。
こうなると、どう考えても長柄武器の部類である。