ギラグール
ぎらぐーる
概要
バーチャル世界で小型肉食恐竜トロオドンが進化した恐竜人類(より正確に言えば多元宇宙の一つの「恐竜が滅ばなかった世界」で進化した存在で、バーチャル世界を介して萌達の世界と繋がっている状態)。進化の過程で雑食性になった。
北極圏が勢力圏。
誇り高い戦闘種族であり、個々人は白い仮面を被り、生まれた時季や場所に由来する非常に長い名を持つ。
肉食恐竜から進化した歴史をもつため、その社会は軍事色が非常に強く、集団の秩序や階級制を絶対とし、女性の方が体格が大きく強いため、戦闘種族であることもあって女性のリーダーが多い。階級名は肉食恐竜であった文化を色濃く反映しており、疾走者(群れの長として先頭を走る者=高級軍人兼政治家)、猟兵(狩りをする者=一般軍人)、爪とぎ(仲間の武器・爪をとぐ者=科学者兼技術者)、道化者(獲物を混乱させる陽動をする者=創作者兼科学者)がいる。
嘘をつくという概念習慣を持たないため基本的に本当のことを喋る(他の種族が嘘をつくことは知っている)。
ヴェロキラプトルの進化した恐竜から人工的に作りだした恐竜人類を従属種族として従えている。
言語は鶏が騒ぐような声とノイズのような音で表現されている(翻訳機が機能するようになって以降は普通に喋る形となる)。
南極圏で草食恐竜レエリナサウラから進化した恐竜人類のフォロルとは仲が悪く(赤道付近で最初に接触した際にフォロルを特殊な草食恐竜と誤解し獲物として捕食してしまったのが発端)、二万年以上にわたって慢性的に戦争を続けている。この状態にケリをつけようとフォロルを従順化もしくは抹消できるような歴史改変を目論み、現実の歴史にも重なる超仮想現実世界たるバーチャル世界を構築。対抗してバーチャル世界に進出したフォロルと時空を超えた戦いを展開するようになった…というのが劇中の背景である。
様々な高度な科学力をもつが、肉食恐竜が祖先で家畜とする動物の生産や改良に熱心だった歴史が長い故か、特にバイオテクノロジーは格別に優れたものをもつ(一方のフォロルはギラグールと同等かそれ以上に機械工学が得意であるのと多産であるのが強み)。また現実世界の多くの人間が爬虫類を気味悪るがるように、哺乳類を気味悪がる性質がある。