概要
24式機動120mm迫撃砲とは、陸上自衛隊最新の自走砲式迫撃砲である。
16式機動戦闘車をベースに三菱重工が開発した共通戦術装輪車ファミリーの一種で、16式と同じように8輪のタイヤで走行する。武装は車体後部にフランス製の2R2M半自動120mm重迫撃砲を1門搭載。運用人員数は車長、操縦手、照準手、砲手、弾薬手の5名。
2R2Mは陸上自衛隊でも運用している120mm迫撃砲RTがベースとなっているが、半自動装填装置とコンピュータ制御式の射撃管制装置を備えており、従来の迫撃砲と比べて早い連射速度や高精度の射撃を可能とする高度なシステムとなっている。運用実績も高く、アメリカ海兵隊でも2R2Mをベースとした「ドラゴンファイア迫撃砲システム」を大々的に用いている。
防衛省資料では当初「共通戦術装輪車(機動迫撃砲)」と表記していたが、後に公開された令和7年度防衛予算の概算要求書にて、本車の名称が「24式機動120mm迫撃砲」であることが初めて明かされている。
スペック
- 乗員数:5名(車長、操縦手、照準手、砲手、弾薬手)
- 武装:2R2M半自動120mm重迫撃砲:1門
関連タグ
16式機動戦闘車 24式装輪装甲戦闘車 96式自走120mm迫撃砲