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マドゥーラの翼の編集履歴

2012-10-29 20:07:37 バージョン

マドゥーラの翼

まどぅーらのつばさ

『マドゥーラの翼』とは、サンソフトが発売したアクションゲームである。

※文章はウィキペディアより引用しています。ご了承ください。

概要

『マドゥーラの翼』は、鎧を身にまとい剣を手にした少女が悪に立ち向かうファンタジーアクションゲーム

ステージが進む毎にアイテムを入手し、パワーアップするRPG風の要素もある。


パッケージイラストを含めた各種関連イラストは、当時同作品の開発者として携わっていたもりけんが担当している。これらのイラストで主人公ルシアが身に着けている鎧ほか装備品一式は、作品開発当時に発売されたOVA『幻夢戦記レダ』や『ドリームハンター麗夢』等に登場する半裸鎧、いわゆるビキニアーマーを装着した女戦士を想起させるデザインになっている。ただし、ルシアは鎧下に薄い布地の衣類をまとっているため、腹部が隠れた状態になっている。


発売当時、ステージ8のある場所で表示されるキーワードをハガキに書いて送ると、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンがあった。テレビ番組『ゲームセンターCX』第68回で有野晋哉が本作に挑戦して応募し、既に終了したキャンペーンであるにもかかわらず特別に番組宛てにプレゼントが届いた。


発売開始の1986年に、麻上洋子演じるルシアの声を少しの間聴くことができるテレビCMが放送された。

ストーリー

バダムの地に、手にした者は世界を支配できると言われる「マドゥーラの翼」という鳥像があった。人々はこの鳥像を巡って争いを続け、栄枯盛衰を繰り返してきた。


ある時代になり、マドゥーラの翼を手にした心ある王は、争いの元にならぬようにと洞窟の奥深くに隠し、ラメール一族と呼ばれる人々に守役を命じた。


しかし、一族の裏切り者ダルトスが像を強奪、アレクス城の地下迷宮に立てこもってしまった。魔物たちを呼び出し、世界支配を企むダルトス。一族はダルトスを打倒すべく、ラメール族の戦士団を派遣する。その中に、一族で唯一、魔法を使う能力を備えた女戦士ルシアの姿もあった。戦士たちは果敢に突き進んでいったが、ダルトスの放つ魔の軍勢の前に、1人、また1人と仲間たちが倒れてゆき、最後にルシアを残すのみとなってしまった。ルシアは臆することなく、ダルトス打倒を目指して戦うのであった。果たして、ルシアはダルトスの野望を打ち砕くことができるのか。


基本操作

ルシアの最終目的は、マドゥーラの翼を取り戻してダルトスを倒すことである。しかし、その道中の各ステージ間は扉で固く閉ざされており、扉を開けるには対の鍵となる宝玉を探し出さねばならない。そのため、ステージ単位では宝玉を探し出すことが目的となる。

十字キーの入力によりルシアはステージ内の地形上を移動したり、その場に屈み込んで姿勢を低くしたりする。Aボタンでジャンプをする。Bボタンで剣を振る、もしくはマジック選択モードで選択した魔法を発動する。魔法攻撃は6種類が存在し、手にした剣だけでは切り抜けるのに苦戦する局面において活躍する。スタートボタンを押すと次に使用する魔法を選択するモードに入り、その最中にセレクトボタンを用いて選ぶ。

ルシアには敵の攻撃に耐えうる値を示すヒットポイント("HITS"、以下HP)と、魔法攻撃を使用する際に消費するマジックパワー("MAGICS"、以下MP)がそれぞれステータスとして設定されている。ダメージが蓄積してHPが0になるとその時点でゲームオーバーになるが、MPは全て使い切ってもその間魔法が使えなくなるだけであり、ゲームオーバーにはならない。HPは道中で宝玉や一部のアイテムを獲得することによって回復する。ステージ4からは、手にした壺からHPが回復する泉が無限に湧き出す女神像も登場する。MPはステージクリア時に自動回復し、また、道中でも一部のアイテムを獲得することによって回復する。HP上限及びMP上限の初期値はともに1000で、一部のアイテムを獲得するごとに上限が伸びる。上限はともに5000までで、それ以上は伸びない。

また、剣を入手するごとに剣で敵に与えるダメージが上がり、ブーツを入手するごとに移動速度とジャンプ力が向上する。そして、魔法攻撃用のアイテムを入手するとその魔法が使えるようになり、これらも同一のアイテムを拾うごとに攻撃力が上がる。いずれも、最終ステージまでの間に登場する個数は3つまでなので、それ以上の能力の成長は望めない(剣のみ初期状態から既に1本所持しているため、最大で4本にまで増える)。

登場キャラクター

ルシア

- 麻上洋子(テレビCM)

主人公。ラメール一族の女戦士で(魔女と表記している資料もある)、ダルトス討伐に向かった戦士たちの中で唯一魔法を使う能力を持っていた。両親と弟がいるが、年齢や性格などオフィシャルでの細かい設定は一切ない。

王子

エンディングに何の説明もなく突然登場する謎の人物。名前も不明。

ヨッコちゃん

ゲーム内の某所に登場する、ヒヨコの様な姿をしたキャラクター。一応敵キャラクター扱いなので攻撃すれば倒せる。

敵キャラクター

ザコ敵

ドピープ

杖を持った紫色の敵。通常の動作は地形上を直進するのみだが、障害物に当たると大きくジャンプをして方向転換する。

ノマージ

黄色いノミのような敵で、移動はジャンプのみ。弱いが、あるステージでは50匹セットでボスとして登場する。

キクラ

クラゲのような姿をしており、空中をギザギザを描いて飛びつつ迫ってくる。

スパジャン

蜘蛛のような敵で、「少し歩行してジャンプ」という行動を繰り返す。

ニパタ

蝙蝠。空を飛び、天井に止まることもできる。

ニシガー

青い蜂型の敵。空中で上下に揺れながら近付いてくる。

ニュール

紫色のスライムのような敵で、ある地点ごとにルシアの頭部を目掛けて一斉に飛来してくる。地形を無視して飛行することができる上に、倒しても倒しても次々と集まってくる。その上、移動速度はルシアが走る速さと同じである。

フィレ

紫色の人魂。動きは鈍いがHPが高い。

アイモン

黄色い1つ目の敵。地形に沿ってゆっくりと近付いてくる。

ハイパー・アイモン

最終面にのみ登場する、赤いアイモン。行動はアイモンと同じだが、動きが遥かに早く、攻撃力も高い。

ボス敵

ボスとして登場した後、ザコ敵として再登場する者も多い。

ホッペグ

白い大きな卵のような敵で、高いジャンプ力を持つ。

マントスカル

魔法使いのようないでたちの骸骨怪人。移動スピードが速く、火の玉も発射する。

ニギト

槍を持った鎧姿の敵。やはり火の玉を発射する。動作は地形に沿って移動するだけであり、ルシアを追いかけては来ない。

スネイサ

蛇女。ジャンプはせず、地形に沿って床を往復する。動きは早い。

ザードフライ

羽の生えたドラゴンの様な獣人。スピードが高く、空中を走ることができる。

ペラスカル

プロペラの付いた頭蓋骨。天井近くの空中を飛ぶ。

ガグズール

腕のないドラゴン。沢山の火の玉をばら撒きながらルシアを追跡する。HPも高く、強敵である。

ジョイライマー

ライオンの顔をしたケンタウルス型の敵。緩急自在の動きで体当たりをしてくる。

ブニョン

3つのステージでボスとして登場。バウンドしながら近付いてくる。2度目以降の登場では、倒されると最大2回に渡って分裂する。3度目の登場では、同じく分裂タイプのブニョンを最低2回以上倒さなければならない。

ボスパイド

巨大な蜘蛛。飛び跳ねつつ、無数の火の玉を発射する。

バイフォース

6本の腕を持つ、半人半蛇の怪物。一定のダメージを受けると上半身のみの姿となり、空を飛びながら戦闘を続行する。ボスとして2回登場するが、ブニョンと違って能力に変化はない。

ダルトス

最終ボス。設定上はラメール族の人間であるはずだが、ゲーム中では青いドラゴンの姿で登場する。このことについての説明は特にない。火の玉をばら撒きつつ跳ね回る。

問題点

当時の他作品と比べ、非常に操作性の高いゲームだが、幾つかの部分においてバランスの悪い理不尽な部分がある

マドゥーラの翼(アイテム)

最終的に入手する重要なキーアイテムで、MP消費で使用できる。しかし、使用場所、使用法、MP消費についての説明やヒントが全く無く、使用場所、使用法に気付かない場合は勿論、MPが尽きてしまった場合など、通常の死亡とは異なり、ゲームが進行しなくなり、リセットボタンを押さなければならない事態となる。

ボスキャラの消失

画面スクロールによってステージボスが消失する事がある。ただし、殆どの場合、スクロールを重ねる事によって再出現するが、「ペラスカル」の様に特殊な場所に出現するモノは完全に消失してしまう事があり、ゲーム進行が止まってしまう。

ニュールの突破

序盤から登場するザコ敵だが非常に倒しにくい。ルシアと同じスピードで地形を無視して飛んで来る為、他の敵の様にスクロールで振り切る事が難しい、しゃがむ事でダメージをかわす事はできるが、剣がレベルアップしない内は一撃で倒す事は出来ず、また大量に飛来する為、しゃがんだままタイミングを計って延々と倒し続けらねばならない。高速で走り回れるこのゲームでしゃがみ続けるのはかなり苦痛、これを突破出来るかどうかでこのゲームの評価が変わってしまう。

関連商品

わんぱっくコミックス31 ゲームコミック1 マドゥーラの翼

著者 - みなづき由宇、発行 - 徳間書店

ゲームブック形式で展開する漫画作品。この作品ではゲーム版にはなかったオープニングシーンが描かれており、また、ルシアとヨッコちゃんが一緒に冒険をしたり、漫画版オリジナルキャラクターの天使がルシアの下に舞い降りたりといったシチュエーションも描かれている。全体としてはコミカル路線で、ルシアはダルトス討伐に向かうその道中で散々な目に遭う。漫画版のルシアは勝気な性格の10代の少女という設定で、両親も兄弟もいない。ゲーム版のエンディングでは王子と結婚し、ラメール王家に生まれ変わるが、漫画版では王子が登場しないため、結婚も出来ず、そのまま故郷へ帰る羽目になってしまう。漫画版のダルトスはルシアに結婚しないかと誘い、これに同意すると10ページにまで戻すページ逆ワープキックをお見舞いする。

マドゥーラの翼 必勝完ペキ本

発行 - 徳間書店

ステージ1からラストのステージ16までの完全攻略を掲載。この冊子にはもりけんのイラストが掲載されている。

マドゥーラの翼 わんぱっくコミック連載版

著者 - もりけん、発行 - 徳間書店

キャラデザイナーのもりけん自身によるコミカライズ。月刊わんぱっくコミックに連載(全4話)。リップルアイランドの単行本に掲載されている。ルシアの幼少時と、ダルトス討伐への経緯が描かれているなど独自の展開がある。また、上記のヨッコちゃんはダルトスによって王子が姿を変えられたものとしている。後日談として「マドゥーラの翼外伝」(全2話)が掲載されたが、単行本未収録である。

関連タグ

レトロゲーム ファミコン サンソフト サン電子 もりけん ビキニアーマー ギャルゲー バーコードワールド

外部リンク

メモリアルシリーズ サンソフト Vol.3

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