レバレッジ
ればれっじ
レバレッジ(leverage)とは「てこの原理(てこの作用)」のこと。投資で使われるレバレッジとは、信用取引やFXなどの取引において、借入金などを利用して手元資金の何倍もの取引を行い、投資効率を高める手法を指す。
投資におけるレバレッジ
投資で使われるレバレッジとは、先物取引やFXなどの取引において、証券会社や銀行などからの借入金(借金)などを利用して手元資金の何倍もの取引を行い、投資効率を高める手法を指す。
特に現物の株式投資でレバレッジをかける取引は信用取引と呼ばれる。またデリバティブ(金融派生商品。バイナリーオプション、オプション取引、為替スワップなど)はレバレッジをかけることを前提としていることが多い。
一般には「証拠金」と呼ばれる現金や有価証券が必要となり、購入した資産の価値が下落して一定水準を下回ると「追証金」を入れるように催促される。これが払えないと「強制ロスカット」と言って、損切りをさせられる。
レバレッジを効かせることでリターンは大きくなるが、その分リスクも大きくなるため注意が必要となる。
投資で身を滅ぼすパターンの多くは、このレバレッジによるものである。
なお「株式指数の○倍の動きを目指す」としているレバレッジ型投資信託では証拠金や担保無しに購入可能だが、こちらは運用者の力量不足によるトラッキングエラー(指数追跡ミス)で、読み通り指数が上がったにも関わらず基準価額が下がる、という理不尽な事態が発生するリスクがある。
ハイレバレッジ(ハイレバ)
ハイレバレッジとは、レバレッジを高くして取引すること、またはそれを可能にするサービスを指す。
ハイレバレッジの具体的な基準は存在しないものの、おおむね数十倍以上に達するとハイレバレッジと呼ばれる。