概要
アニメ「ガールズバンドクライ」のプロジェクトからデビューしたガールズバンドである。
2021年にメンバー選考のオーディションが行われ、アニメ放送の1年前である2023年5月から本格的に活動を開始した。
所属事務所は「agehasprings」、略称は「トゲトゲ」。プロデュースはagehaspringsの玉井健二氏が担当している。
作中では仁菜・桃香・すばるの3人組バンド「新川崎(仮)」と、智・ルパの2人組音楽ユニット「beni-shouga」が合流して誕生した。
印象的なバンド名は、いくつか候補が出るもなかなか決まらず、最終的に初ライブでステージ近くに居た女性のTシャツに書かれていた文字を見た仁菜が即興で名乗ったのが由来である。
2023年7月26日、楽曲「名もなき何もかも」デビュー。
2024年4月24日、ファーストアルバム『棘アリ』発売。今まで発売された5枚のシングルの曲と、youtubeで公開されたMVが含まれている。
セカンドアルバム『棘ナシ』は2024年08月28日発売。
第1ワンマンライブ『薄明の序奏』は横浜の1000 Clubにて2024年3月16日、第2『凛音の理』は川崎のClub Citta'にて2024年9月13日に行われた。
なお第3のワンマンライブ『咆哮の奏』はTOKYO DOME CITY HALLにて2024年11月2日、第4『協奏の響』は豊州PITにて2024年12月20に予定されている。
2025年1月12日予定で、『MyGO!!!!!』との対バンライブ『Avoid Note』を行うことが発表された。
残念ながらドラム担当・すばる役の美怜氏とキーボード担当・智役の凪都氏は体調不良の休業に入ったため『凛音の理』を欠席しており、代わりに補欠メンバーに助っ人して頂いている。なお両氏は回復次第に復帰を目指しているとSNSでコメントしている。
メンバー
理名(りな、2007年11月13日 - )- 井芹仁菜役
ボーカル担当。広島県出身。
メンバー内では最年少で、オーディション時点では中学生だった。
ボカロ曲の歌ってみたを投稿していたことがあり、その動画を発見したagehaspringsのスタッフからオーディションを勧められた。最初は断ったが母と相談し、受けることにした。
最も影響を受けている歌手に、緑黄色社会の長屋晴子氏を挙げている。
夕莉(ゆり、2000年9月26日 - )- 河原木桃香役
ギター担当。茨城県出身。
大学3年生の時に弾いてみた動画を見たスタッフから声をかけられ、オーディションに応募した。声優は未知の世界だったが、「一生のうちにこんな挑戦ができる機会はもうないだろうな」と思ったのが決め手になったという。
美怜(みれい、2003年11月7日 - )- 安和すばる役
ドラム担当。神奈川県川崎市出身。
高校時代にバンドをしており、その練習を本作の監督とプロデューサーが見学しに来たことがある。その際にガルクラのオーディションを知ったが、声優には興味が無かったため最初は受けなかったらしい。
King Gnuのファンである。
凪都(なつ、2001年8月23日 - )- 海老塚智役
キーボード担当。神奈川県出身。
音楽大学でミュージカルを専攻しており、芝居をすることは元々好きだった。高校時代はバンドもしていたが思うように続けられなかったので、オーディションの話が来た時は「バンドと芝居の両方に本気で取り組める」と思ったという。
朱李(しゅり、2003年12月22日 - )- ルパ役
ベース担当。千葉県出身。
小学校の頃はユーフォニアムを吹いていたが、後に諸事情からベースに転向した過去を持つ。小さい頃からアニメを見るのが好きで、声優業に関心があった。
実は一度オーディションに応募するも落選し、スタッフに声をかけられ再度受けている。
音楽性
基本的にテンポが速く、早口で捲し立てるような構成の曲が多い。ボカロ曲を彷彿とさせる部分もあるが、これはプロデューサーの平山氏が「本作の音楽は10代から30代に受け入れられるものにしたい」と考え、ボカロの音楽性を意識したからである。
バンドのプロデュースを務める玉井氏は制作にあたり、桃香の人生をプロファイリングして方向性を定めた。また、トゲトゲの作詞作曲は毎回違う人物が担当しているが、玉井氏は「バンドの曲の方向性の偏り」を再現するため情報を与えずに依頼したそうである。
因みにメンバーは全員、トゲトゲの曲を「難しい」「難易度が鬼」と評している。
Youtubeで公開中のMV一覧
1stアルバム「棘アリ」収録
1stシングル「名もなき何もかも」
Aサイド「名もなき何もかも」/「Nameless Name」(第7話挿入歌) |
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Bサイド「偽りの理」/「no rhyme nor reason」 |
2023年7月26日発売。2枚目はドラマ3本含。
2ndシングル「気鬱、白濁す」
Aサイド「気鬱、白濁す」/「white drizzle in gloom」 |
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Bサイド「理想的パラドクスとは」/「Ideal Paradox」 |
2023年8月30日発売。2枚目はドラマ3本含。
3rdシングル「爆ぜて咲く」
Aサイド「爆ぜて咲く」/「Bleeding Hearts」 |
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Bサイド「黎明を穿つ」/「Piercing the dawn of time」 |
2023年10月25日発売。2枚目はドラマ3本含。
4thシングル「極私的極彩色アンサー」
Aサイド「極私的極彩色アンサー」/「Answer to Extreme」 |
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Bサイド「傷つき傷つけ痛くて辛い」/「Hurtful & Painful」 |
2023年12月20日発売。2枚目はドラマ3本含。
5thシングル「運命に賭けたい論理」
Aサイド「運命に賭けたい論理」/「Lonely fate to be destined」 |
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Bサイド「サヨナラサヨナラサヨナラ」/「Underneath」 |
2024年2月28日発売。2枚目はドラマ3本含。
2ndアルバム「棘ナシ」収録・TVアニメ関連の曲
6thシングル「雑踏、僕らの街」(OPテーマ)
Aサイド「雑踏、僕らの街」/「Wrong World」※ |
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Bサイド「空の箱」/「VOID」(第1話挿入歌)※ |
※MVはアニメサイズ
2024年5月22日発売。旧ダイヤモンドダストによる「空の箱」含。
7thシングル「誰にもなれない私だから」(EDテーマ)
Aサイド「誰にもなれない私だから」/「I'm_Nobody」※ |
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Bサイド「声なき魚」/「Voiceless Fish」(第3話挿入歌)※ |
※MVはアニメサイズ
2024年5月22日発売。桃香のワンマンストリートライブでカバーした「空の箱」含。
8thシングル「視界の隅 朽ちる音」
「視界の隅 朽ちる音」/「What to raise」(第5話挿入歌)※ |
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※MVはアニメサイズ
2024年6月19日発売。beni-shougaの曲「心象的フラクタル」と、「視界の隅 朽ちる音」新川崎(仮)xbeni-shouga版含。
なお「心象的フラクタル」はBサイドとしてデジタル配信されているが、MVは公式チャンネルで公開されていない。
9thシングル「空白とカタルシス」
Aサイド「空白とカタルシス」/「Emptiness and Catharsis」(第11話挿入歌) |
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Bサイド「運命の華」/「I'm here」(第13話挿入歌)※ |
2024年7月10日発売。「名もなき何もかも(Live at clubrockhearts edit)」含。
※MVはアニメサイズ
その他の楽曲
アニメのBD・DVDの特典新曲
- 「碧いif」Vol.1(2024年6月26日発売)の特典
- 「無知のち私」Vol.2(2024年7月31日発売)特典
- 「渇く、憂う」Vol.3(2024年8月28日発売)特典
- 「吹き消した灯火」Vol.4(2024年9月25日発売)特典
- 未発表 Vol.5(2024年10月30日発売)特典
- 未発表 Vol.6(2024年11月27日発売)特典
- 未発表 Vol.7(2024年12月25日発売)特典
各特典CDに当曲のオフボーカルも収録。
2ndアルバム「棘ナシ」限定曲
- 「闇に溶けてく」
- 「蝶に結いた赤い糸」
余談
人によっては虫を連想させるバンド名だが、一応現実にはトゲアリトゲナシトゲトゲというハムシが居たりする。この虫も何とも奇妙な名前をしているが、「ベニモントゲホソヒラタハムシ」という名称の方が学界ではメジャーらしい。
因みに本バンドのようにグループ名が適当に決まるのは、割とよくある話だったりする。
関連イラスト
関連タグ
井芹仁菜 河原木桃香 安和すばる 海老塚智 ルパ(ガールズバンドクライ)