概要
基本的に、射手が自らの頭に銃を向ける場合と、第三者に突きつける2パターンが存在する
自身で銃口を頭に向ける場合、多くの構図ではこめかみに銃口を当てるポーズをとる
この場合は比較的余裕のある、または挑発的な表情を浮かべていることが多い。
実際問題、こめかみを銃で撃とうとした場合、反動で位置がずれ致命傷を負えなかったり、小口径の弾丸の場合、頭蓋骨に跳ね返されるか(頭皮の中を滑っていく)、貫通して脳に到達しても脳の破壊が最小に抑えられ、生還してしまう場合もあり、本気で死にたい場合はあごの下に押し当てるか口にくわえて撃つ方が良いとされる。
このため本気で死のうとしているわけではなくパフォーマンスであることが多い。
例外的にはロシアンルーレットなど、死にたくないのに死ぬ危険のある銃を頭に押し当てざるを得ない状況がある。
射手が他者の頭に銃を向ける構図の場合、危機や処刑、直接的に死を連想させる。
最も危機性の高いポーズは撃たれる側を伏せさせるか跪かせたポーズである。
この場合既に撃たれる側が一切の抵抗を放棄した状態にあることを連想させる。
また横や正面から突きつけることで突発性を醸し出すことも出来る。
ちなみにいかなる場合でも銃口を頭に押し当ててはいけない。
.22LRなどの比較的弱い弾薬なら弾頭が頭蓋骨の周りを滑って反対側から出ることで助かることもある。
実際に2011年ツーソン銃撃事件では頭に銃弾をうけたガブリエル・ギフォーズ下院議員が事件後二週間足らずで退院している。(ただしこの場合はグロック19から発射された9mmパラベラム弾であり、運が良かったということも大きい。)
ただ、撃たれた衝撃はハンマーで殴られるほどであり、当然このような場合頭を殴られたのと同じで脳や頭蓋骨が破壊されなくとも頸椎骨折で死亡したり、何らかの後遺症が残ることがある。とくに.45ACPなど運動エネルギーはそれなりにあるが初速の低い弾薬で起こりやすい。
上記の例でもリハビリが必要という理由で議員を退職している。