記憶にございません!
きおくにございません
どうやら僕は、この国の最高権力者らしい。
概要
三谷幸喜監督、中井貴一出演の映画作品。2019年9月13日公開。記憶喪失になった総理大臣の政界コメディ。
イラスト版キービジュアルには三谷が脚本を担当した大河ドラマ『真田丸』で毎回感想イラスト(通称「丸絵」)を投稿していたKEI-CO氏が起用されたことも話題となった。
あらすじ
病院のベッドで目が覚めた男。一切の記憶がない。
ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。
そう、なんと、自分はこの国の最高権力者で、石を投げつけられるほどに・・・・・・すさまじく国民に嫌われている!!!
『あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です』
真実を知るのは、秘書官3名のみ。
政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、自分の息子の名前すら分からない。
記憶にない件で、タブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。
どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
そしてよりによってこんな時に、米国大統領が来訪!
他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!果たしてその先に待っていたものとは・・・・・・!?
登場人物
黒田啓介
演:中井貴一
第127代内閣総理大臣。傲慢・貪欲・暴言・女性蔑視・セクハラ・パワハラ・動物虐待その他諸々の理由により憲政史上最悪の支持率2.3%を記録していた。
投石が頭に当たったことにより、政治家になって以降の記憶全てを失う。
さまざまな声
演:山寺宏一