「なんで、星架みたいに話すの……？」
概要
東西砦崩しを終えた東山浩太のミストレス候補として熊井真央と共にやってきた医大生。
母親は東山慶三の元ミストレスで、大病院の跡取り娘でもある。そして、斑鳩の忌み子斑鳩星架の親友で白嶺学園のOG。つまり浩太達の先輩にあたり、浩太にとっては姉だったかもしれない女性。
人物
実憂と末愛が絶賛するほどの美貌に豊かな身体付きのダウナー系の美女。
英語とドイツ語のトリリンガルでもあり、将来は母が経営する病院の後継者。
具体的な年齢は判明していないが、医大生で作中6年前が高校生であることを考えれば22か3と思われる。成人しているために飲酒はできるが、昼酒を飲むなど内面は過去の経緯からひどく荒んでいる。
動向
星架との過去
彼女が在籍していた頃の白嶺学園は一言で言えば『濁った温室』というほどに腐敗していた。立派なのは家柄だけで生徒達の学力は最低で、モラルも全く持ち合わせず学校の課題も真面目に取り組もうとしない。まさに今の浩太達の世代でもある風潮がもっと酷い状態であった。
そんな中、グループ課題を真面目にこなす花芽理は浮いており、そこへ星架が声をかけた。彼女に学園の改革を持ち掛けられ、生徒会の副会長となり星架と共に改革を成し遂げ、修学旅行で星架と肉体関係を持つを持つほどに仲は深まる。
しかし、生徒達の人心掌握に長ける一方成果を出せなかった部活動を問答無用で同好会に格下げするあり方に次第に着いていけなくなり、「主従ごっこ」と言われたのを皮切りに喧嘩別れをしてしまう。
そして、そのまま仲直りできないまま星架は病死してしまい、事実上それが今生の別れになって空虚な人生を送り、彼女を喪った喪失感に苛まれる。
姉の面影を追う浩太にそこを付け込まれる形で首を絞められながら激しく抱かれ、自分の中の星架が上書きされるのを感じながら、浩太のミストレスになる。
浩太との関係
当初は親友の弟程度の認識しか持っていなかった。
お互いに星架に関するトラウマを抱える間柄で、浩太に抱かれるときも首を絞められながら激しくされるのを好むなど、性癖も歪で浩太も持て余しがち。
彼女を篭絡することで、浩太は自分が渚に惹かれたのは死んだ姉の面影を感じた=姉の代わりを求めていたと自覚。結果として、姉の幻を振り払う成長をした。
