概要
鉄道、百貨店、リゾート施設など多くのジャンルに影響力を持つ東山グループの創設者にして現会長。主人公東山浩太の父親。
一代で東山グループを巨大企業に発展させただけあってその経営手腕は並外れており、その手腕に心酔した五十人以上の愛人（ミストレス）がいる。彼が東山グループを一代で全国規模の影響力を持つ企業に発展させたのはミストレス達の助力があってこそ。
現在は病を患って入院中。正妻との間に男児がおらず、病状の悪化に伴った死期に備えてかつて解任した23番目の愛人志津加の息子の浩太を後継者に指名する。
人物
実の息子の浩太はかすかに遊んでもらった記憶があるだけで他人同然に見なし、自分が母にないがしろにされ、虐められるようになった元凶として憎悪されている。また、斑鳩丈一郎と西河善吉を筆頭に目の敵にする業界人も多い。既に高齢であるために秘書の浅見奈緒は抱かれたことがない一方で、50人以上いるミストレス達も多くが子供をもうけている。
西河グループの会長秘書倉橋涙によれば勝負事はチェスでも西河グループとの東西砦崩しでも一切手を抜かない。ミストレスに対しても病を患った浩太の母のように活動に支障をきたした、または店舗競争に負けたら容赦なく解任し、傷つけるようなことも厭わない冷徹な男。
逆に言えば勝負事には相手がたとえ子供でも真摯に臨む最大の礼儀を持ち合わせているということになり、幼少時の浩太にチェスで敗北するまで負け知らずだったことからもその姿勢が窺える。
が、正妻を含めて世継ぎの男子が浩太だけであるにもかかわらず、その浩太を長い間放置しておいて、死期が迫ったら後継者にするというかなり自分勝手な部分もある。
ミストレスの子供達
東山浩太――23番目の愛人、志津加の息子。幼い身で真剣勝負をする慶三にチェスで勝利した彼の頭脳に着目すると共に経営を戦略に例える慶三自身の持論もあり、後継者に指名される。
南十字花芽理――元ミストレス南十字麻喜が現在の夫との間にもうけた娘。医大生で、後に浩太のミストレスになる。
???――元ミストレス斑鳩叶の娘。斑鳩の忌み子と呼ばれる少女。常人離れした頭脳の持ち主であること以外は不明。
斑鳩渚――元ミストレス斑鳩叶が婿養子として結婚した斑鳩丈一郎との間にもうけた娘。斑鳩の忌み子の妹で、浩太とも因縁を持つ。
関連タグ
類似キャラ
海原雄山(美味しんぼ)――主人公の父親。こちらは妻以外の女性との関係はない。母を巡る因縁で息子から憎悪されている、全国規模で大きな影響力を持つなど共通点は多い。家族への愛情は持ち合わせているが、同時に自分の道にも妥協しない部分もあったのでそれが長きにわたる親子の不仲に繋がってしまうも、最終的に和解する。
シャルル・ジ・ブリタニア(コードギアス反逆のルルーシュ)――大勢の女性との間に子供をもうけている高齢の父で、多大な影響力を持つ人物である部分も共通。更に言えば、こちらは主人公である息子以外にも数人の子供から敵意を向けられている。
バラシタラ（機界戦隊ゼンカイジャー）ー大勢の配偶者を持ち、その子供も多くいながら母子に対する扱いがかなり酷いという共通点を持つ。そのため、主人公のライバルとその兄弟達から、敵意を向けられている。
ブーシュ・ストマック（仮面ライダーガヴ）ー大企業のトップであるが、独善的な面を持つという共通点がある。そのため、母親や主人公である息子に対し、己のエゴで過酷な環境に置いたことにより息子から憎悪されている。
海馬剛三郎(遊戯王)――大企業のトップでチェスの名手という共通点がある。が、それ以外には一切共通点はなく、自分のことしか考えていない利己的な男で(重役達)にさえ本心からの忠誠はなく、実の息子さえ道具としか見なしていない。
