古田新太
ふるたあらた
略歴
本名は「古田 岳志(ふるた たけし)」で、芸名は亡き父の名前に由来する。元々は父と同じ「新」であったが、ある時劇団のチラシで「新太」と誤記されていたことからそのままこちらを名乗っている。
妻は元タレントの西端弥生。娘が1人いる。
中学生からバンドを、高校生からは演劇を始め、大阪芸術大学進学後(※学費未納により除籍)は本格的に劇団に所属して活動するようになった。1984年、大学の先輩である渡辺いっけいに誘われて劇団☆新感線の舞台に参加、いつの間にかそのまま所属となり、今や押しも押されもせぬ同劇団の看板俳優となった。代表作は『五右衛門ロック』シリーズの石川五右衛門役など。
主に舞台俳優として活動しているが、TVドラマや映画にも個性的な役柄で多数出演している。
宮藤官九郎作品の常連であり「木更津キャッツアイ」オジー役、「あまちゃん」荒巻太一役などで広く知られている。ちなみにオジー役については途中舞台の仕事でどうしても降板しなければならず、脚本の宮藤に「オジーを死ぬ形で退場させてくれ」と頼んでストーリーを変えさせたという逸話がある。
2013年には「間違われちゃった男」でTVドラマ初主演も果たし、以降はテレビで主役を演じる機会も増えている。
もともと大学でミュージカルを学んでいたということもあってその歌声やダンスには定評があり、ダイワハウスのCMでは軽やかなステップを披露している。また「あまちゃん」では元ダンサーのアイドルプロデューサーという役どころを演じ、アイドルたちと同じ振り付けでダンスを披露する場面があるが、振付師によれば指導した中で古田が一番覚えるのが早かったとのこと。
俳優業の一環として声優活動も散発的に行なっており、演技力はアニメファンからも評価されている。声優としてはダミ声に近い太い声から、爽やかな声まで、声や演技の幅も広い。
声優として担当した主なキャラ
余談
- 1991年1月から1992年10月までニッポン放送にて「古田新太のオールナイトニッポン」としてパーソナリティに就任することにはなったものの、自ら「世界で一番偏差値が低いラジオ番組」と自虐キャッチコピーを付け、タイトルコール前に「聴くと頭が悪くなる、世界で一番偏差値が低いラジオ番組」とわざわざアナウンスしていた。
- そのキャッチコピー通り、容赦ない下ネタと自身の大好きなハードロックをかけまくるという古田の個性がふんだんに詰まったプログラムであり、特に後者に関してはあまりにも過激すぎるが故にスタッフが毎度始末書を書かされ、放送開始から終了までにスタッフが始末書を書かなかった週は2回しかなかったと言われるほど。こんな感じなのだが、視聴者からのウケは良く大人気だった。
- 後に、「乃木坂46のオールナイトニッポン」でゲスト出演した際には(共演者とはいえさすがに人様の番組であり、しかも現役アイドルということで)事前収録という形が取られたが、そこでも案の定下ネタを連発。パーソナリティの久保史緒里は「私、今年で終わりなんじゃないかな…。」と肝を冷やした。