概要
キングデシェレトはかつて砂漠で栄えた王国を支配していたが、禁忌の知恵によって国もろとも破滅した。
彼の没後、彼に支えていた賢者の一人である「ヘルマヌビス」がその信者を連れ、トゥライトゥーラにキングデシェレト文明が残した知識を研究する組織を立ち上げた。これが「沈黙の殿」である。
かつては雨林に移り教令院と協力関係にあった時代も存在したが、マハールッカデヴァータの死後に教令院が腐敗していき、雨林の民との関係が悪くなったことで再び砂漠へと戻った。だが時の教令院は真実を明かし自身の汚点を晒すよりも事を荒立てない方を選び、本来の担い手が去ったあとも教令院の組織としての体裁は保たせつつ現代に至っている。
そのため、沈黙の殿の名を冠する組織は2つある。教令院の部署である「上辺の"沈黙の殿"」と、砂漠に潜む「真なる"沈黙の殿"」である。
※セノの伝説任務第二幕のネタバレ注意
ネタバレ注意
ヘルマヌビスの没後、沈黙の殿は衰退の一途を辿っており、現代党首であるバムーンはヘルマヌビスの復活によってその活気を取り戻せると考えた。(結局は教令院と同じ道を辿っている)
彼らは人間を器にヘルマヌビスの力の断片を取り入れる実験を始め、特定の赤子にしか受け入れられないことに気づいた。養子であるセトス、そしてもう一人の適合者であるセノが被験体となり、両者は半分の力を取り入れられた。しかしこの実験に加担しつつもセノの運命を憂いたジュライセンはセノを連れて出奔した。
そして現代、沈黙の殿は当時の事をほとんど覚えていないセノを強引に呼び出し、かつて分けた力を一つにするための決闘を行なった。勝者はもう半分の力を手にいれ、次のキングデシェレトの党首になると言うものだ。
最終的にセノらが勝利しセノはセトスからヘルマヌビスの力を得たが、マハマトラの責務や沈黙の殿の知識がないことから党首の座はセトスに譲った。
決闘を見届けたバムーンは死亡し、セトスが今の当主となった。