ターザン(Tarzan)の名称は、米国のエドガー・ライス・バローズ社の登録商標である。以下で使用される。
曖昧さ回避
- ターザン(Tarzan) - アメリカ合衆国の作家エドガー・ライス・バローズの小説ターザンシリーズ、およびそれを原作とする映画・TVドラマの主人公。
- ターザン (アニメ映画) - 上記を原作としたウォルト・ディズニー・カンパニー制作、1999年公開のアニメ映画。Pixivではこの作品の割合が高い。詳細は『ターザン(ディズニー)』へ
- ターザン (雑誌) - 日本の出版社マガジンハウスが発行する雑誌。エドガー・ライス・バローズ社と契約して名称を使用している。
主人公のターザンについて
一般に知られるターザン像はゴリラ(原作では類人猿)に育てられた腰巻姿の筋骨隆々とした大男で「アーアーアアアー」という奇声を上げながらジャングルの蔦にぶら下がると言うものであるが、(後世の創作の影響もあれど)概ね間違ってはいない。しかしながら、その実態はグレイストーク卿と呼ばれるイギリス貴族の息子である。
作中での活躍も五感と身体能力に優れた超人として描かれ、次第に歳も取らなくなってくる。(実はこう見えてまだ20代前半である。)野生児だけに武器は肉体だけかと思いきや、道具を使える程に知能は高く、ナイフも使っている他、貪欲に何カ国もの言語を習得している。といっても、食性は生肉を好むようである。
息子にジャック、親友にライオンのジャドバルジャ、部下にワジリ族がおり、交友関係はかなり広い。特にフランス軍中尉のポール・ダルノーは人語を教えてくれた恩人の一人である。ちなみに、ヒロインのジェーンとは一度別れていたりするが、めでたく結ばれている。
余談だが、ターザンの世界は何も野生の世界だけで完結しているわけではなく、魔法や恐竜、超古代文明が登場する世界観であったりする。同じ作者によるペルシダーシリーズにも登場する。また、ジャングルブックと比較されたり、混同される事もあるが、あちらはインドが舞台である。なお、ジャングルブックの原作の初出は1894年、ディズニーによるアニメ映画化は1967年。ターザンの原作第1作の初出は1912年である。
関連タグ
山本大介:こちらはアマゾンで育った日本人である。ある意味日本産のターザン。
巨獣特捜ジャスピオン:こちらも「銀河のターザン」の異名を取る。
ターちゃん、ブランカ、嘴平伊之助:いずれも森の中で野生動物に育てられ動物の力を得たという共通点からこちらを元ネタにしたと思われるが本家よりも全く異なるベクトルで凄まじい能力を持つ。