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アーシャ(ディズニー)

あーしゃ

ディズニー100周年記念映画『ウィッシュ』の主人公。 ※この記事は編集者の主観及び偏見によって作られている部分があります。全て鵜呑みにしないよう注意してください。

CV:アリアナ・デボーズ/生田絵梨花(吹替版)

概要

ディズニー100周年記念映画『ウィッシュ』の主人公

「願いの国」として知られる「ロサス王国」でヤギバレンティノと共に暮らす17歳の少女。

彼女の願いは「100歳になる祖父の願いが叶う事」。家族の幸せを願い、明るく前向きな性格。しかしある出来事を切っ掛けに王国に隠された真実を知り、みんなの願いを取り戻す為にディズニー作品史上最も恐ろしいヴィランに立ち向かう。

初期案

初期段階アーシャはマグニフィコ王とアマヤ王妃のダブルヴィランに立ち向かうレジスタンスのリーダーだった。

スターは人型で変身能力を持ち、喋れるようになったバレンティノとスターの変身能力を活かしたストーリー案もあったらしい。

しかしある思想に傾倒していたディズニーの方針によって、殆どの設定が変更された。

アマヤ王妃はヴィランでなくなり、人型のスターはマスコット型になって、マグニフィコ王はアマヤ王妃本来の役割と共に、大袈裟すぎる肩書を背負わされる事となった。

しかし人々を率いて革命を起こすという流れを作りたかったのか、アーシャは人々を扇動して国王に反乱するという、レジスタンスのリーダーみたいな活動家気質のキャラクターになった。

実態(ネタバレ注意)

100周年を記念した作品の主人公であるアーシャなのだが、彼女の行いやその評価は主人公らしからぬものとなっており、「アーシャこそが真のヴィラン」と評される事もある。

祖父サビーノの願いを叶えてもらうために王の弟子になる面接を受けたアーシャだったが、「願いは王が選別しており、国に害のない願いか国に益のある願いしか叶えない」という隠された真実を知り、叶えようとしない願いも返す気のない王に対して失望。夜空の星に願いをかけたら空から星の妖精のスターが降ってきて、不思議な力を持つスターを味方に付けたアーシャは歌と魔法で人々の心を動かしやがて王を倒していく…というのが『ウィッシュ』の大まかな流れとなっている。

願いを取り戻す為に王に反旗を翻すアーシャだが、国の重要な部分である王を倒す事がどういう意味かを深く考えている様子はない。

『この願い』の歌詞に「きっと私、間違ってない」とあるように、アーシャは自分の考えが絶対に正しいと思って行動している

しかしマグニフィコ王が叶える願いを選ぶ事自体は国を守る王としては当然の務めと言えるものであり、願いを忘れる事も害を及ぼす思想や可能性を摘み取れるという国益に繋がっていたとも考えられる。

そして「叶わない願いなら忘れてしまった方が良い」といった具合に、叶わない願いに対しても彼なりの考えや思いがある上に、自分に捧げられた願いの内容を全てチェックしている上に保護している。

人の願いを閉じ込める事や返さない事は良い事と言えるものではないが、「最も恐ろしい」や「最強」という肩書が付けられる程の悪人でもなく、落ち度があるとすれば頼れる存在をこれまで作ってこなかった事と、まだ弟子にもなってもいない者に秘密をバラしてしまった事だろう。

そして願いの悪用や破壊など、彼が行ったヴィランらしい事もスターという未知なる存在への対抗手段として闇の魔法に手を出した代償で豹変してからであり、そうなる前は自身に捧げられた願いを保護していた。

『真実を掲げ』の歌詞に「みんなの願いを傷つけた」とあるが、その歌詞を歌っているアーシャ自身に原因があるのは皮肉としか言い様がない。

そして自らの努力で身に着けた魔法を駆使して国を作ったマグニフィコ王に対し、アーシャは偶然不思議な力を持つ存在を仲間にして王への反乱を起こした事から、悪い意味で対照的な印象を持ってしまっている。

更にアーシャがで人々を扇動した事によって、「音楽で人々の心を動かしたい」というサビーノの願いが国に害を及ぼす危険性があった事を証明してしまった。

これらの事からアーシャとそれに賛同した国民や王妃に対して悪い印象を持つ意見が多く、そもそも彼女らの掘り下げもあまり無い事もあってか、マグニフィコ王と比べると個性や印象が薄い。

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