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概要

洞窟の砂浜のような暗くじめじめした洞窟などに棲息する捕獲レベル7の昆虫獣類。

名前の通りサソリの尻尾と猛毒を持った巨大なゴキブリ(アニメでは尻尾の毒針が刃物のような形状になっている)。背中には翅はなく顔のような模様がある。

見た目のグロテスクさに加え、繁殖力が高く群れで行動するためよりキモさが倍増し、巣に迷い込んだ者には集団で群がっては猛毒で獲物を溶かしながら瞬く間に肉を喰い尽くして骨だけにしてしまう。

そのためIGOが毎年発表する「捕獲したくない生物ランキング」で常に上位にランクインするぐらい嫌われている(なお、「危険だから」というよりも「キモいから」という理由が強め)。

食用としての価値は0だが、一部のゲテモノ好きの間では高値で取引されている。

洞窟の砂浜へ続く洞窟内に巣を作っており、巣に落ちた一人の美食屋に群がって一瞬で骨にしてしまったが、「毒人間」であるココに対しては危険を察知して一斉に道を開けた。

アニメでは巣に落ちた美食屋が犠牲になるシーンがない代わりに、デーモンデビル大蛇小松を囮にした美食屋ブちゅポンが逃げた先に群れが現れて彼を喰い殺した。

ゲーム版

グルメサバイバル!から登場しており、群れを成してはカサカサ動き回り、毒針で刺す、尻尾を振り回す、突進する攻撃を仕掛けてくる。

例に漏れず倒せば食材になるが、巨大ヤスデと違って一般的に食材としての価値はないからか、フルコース創作では原材料秘密のカレー味のスナック菓子にされてることが多い。

グルメサバイバル!のストーリーでは、フォン・ド・ボーノを庇った小松を毒針で攻撃、トリコの救助やココの治療によって命こそ助かったが、しばらく絶対安静で調理等ができなくなるアクシデントを引き起こした。

亜種

  • サソリゴキブリ固有種

より強力な毒を持った白い尾と青い外骨格、ピンクの模様が特徴的なメガモリ島の固有種。暗闇に揺れる白い尾は、美食屋だけでなく他の猛獣にとっても脅威に違いない。

  • アオサソリゴキブリ

2以降に登場。外見は固有種と同じだが、生態や生息環境が異なるため区別。

生息地に自生する植物やそれに寄生するアブラムシなどの他の虫を主食にして生きているサソリゴキブリの一種。体色が独特なのは、エサのためである。

  • 目無しサソリゴキブリ

脱皮を重ね、ついに蛍光を発するようになった白い個体。「サソリゴキブリ稀少種」とも。毒針は通常個体よりも小さいが、その風貌は暗闇の中で強烈な威圧感を放ち、他の生物への牽制となっている。

  • 地獄サソリゴキブリ

漆黒のボディと蒼白の模様の外骨格からなる非常に硬質化した堅い体を持つサソリゴキブリで、夜の闇夜に紛れて活動する。下を向いた小さな毒針を持つが、その毒性はサソリゴキブリの中ではダントツの威力を誇る。また、下記のエンペラーサソリゴキブリとともに目の位置が通常種と異なる。

  • エンペラーサソリゴキブリ

「皇帝」の名を冠し、サソリゴキブリでありながら金属質な赤いボディと高級感ある金模様が特徴。その見た目が古代より珍重されてきたほか、その身も高級感溢れる味わいだという。

余談

この名前をそのまま画像検索するとガチの害虫の画像が真っ先にヒットするので、現実の虫は無理という方は「サソリゴキブリ トリコ」と検索した方が無難(原作も大概キモいが…)。