概要
正式名称『国際グルメ機関』(International Gourmet Organization)。
トリコの世界において、野生生物の捕獲レベルを定めたり、食材の市場価格を決めるなど世界の食材流通を適正にコントロールしている機関。元々は国連の一部機関だったが、グルメ時代において重要な役割を担うようになり、後に独立した。
現在、IGOに加盟している国家は国連加盟国より多い反面、非加盟で貧しい&治安の悪い国(ジダル王国等)も存在している。
また、貧困国に対しては加盟非加盟問わず下記のグルメコロシアムで集めた賭け金を元にクリスマスに乗じた配給事業「グルメサンタ」を行っている。
本来これはIGOに加盟してグルメ八法やグルメ税をはじめとした様々な縛りを得た上で受けるメリットを無に返してしまう活動であるためいい顔はされないが、財源が後ろ暗いものであるため、加盟国も表立って非難する事はできず事実上黙認されている。
三虎のメテオスパイスによる未曾有の食糧難の際も、食材の栄養価だけを残した高性能サプリメント「フードタブレット」を製造・配給し、生き残った人々は(精神的には相当参っていたものの)どうにか餓死だけは未然に防いでいる。
少年漫画の世界において、何かと腐敗した面が強調されがちなこの手の政府組織には珍しく、判断力とフットワークを併せ持つ有能な組織として描かれている。
関連施設
ビオトープ
IGOはグルメ界に「第0」、人間界に「第1」から「第8」までビオトープを建造しており、加盟国から徴収したグルメ税で生物の品種改良を行い食の流通を手助けしている。…というと聞こえはいいが、雑交配や品種改良の名を冠した生体改造など作品が作品なら悪の組織のなかでも特に悍ましい連中がやるようなマッドな所業を平然と行っている。
しかし、野生の生物を死ぬような思いをして取りに行き、正確な手順でノッキングや保存しなければならない危険性を下げ、安定供給するために必要な事でもあり、作中ではトリコが必死な思いで狩ってきた生物をもとに様々な希少高級食材の大量生産に成功しているためグルメ時代においては必要な実験でもある。
これらの管理は開発局に一任されており、特に第1ビオトープ地下に存在するグルメコロシアムでは世界各地の富豪や政治家たちが猛獣バトルに多額の出資=ギャンブルを行っている。トリコたち美食屋四天王も庭時代、すなわち一龍に弟子入りしていた幼少期の頃はグルメコロシアムで猛獣相手に戦わされる「拘束された獣(チェインアニマル)」として名高かったため、あまりグルメコロシアムには良い思い出が無いようである。
世界3大グルメ刑務所
法務局が管轄している、グルメ裁判所で死刑及び永久終身を受けた「グルメ八法」違反者たちを送る監獄。
高度1万mに浮かぶ気球スカイプリズン、深海のプリズンサブマリーン、グルメ界並みに厳しい気候「死季」と数多の猛獣が待ち受けるハニープリズンの三つがある。
その位置関係上人間には脱獄不可能となっているが(生身ではそれぞれ「墜死」、「溺死、圧死」、「捕食死、熱死、毒死、凍死」が死因になる)、人外の域に踏み込んでいる者にとっては修行場所か何かでしかない。
主要メンバー
幹部
開発局
食材の研究、開発を行う部署。局長は事実上のNo.3となる。
事務局
内部での報連相や企画立案、外部の美食屋・料理人との提携を行うIGOの頭脳。
法務局
グルメ犯罪者の逮捕及び裁判・刑の執行に携わる食の正義を守る部局。
管理局
IGOの施設や装備を適切に管理するメンテナンス。
- ワイン(局長。後に殺害)
財政局
組織の運営並びにグルメ経済への為替介入を行う。
- 武流(曲調。後に殺害)
広報局
IGOの情報を外部に伝える広告塔としての役目だけではなく、IGO施設の観光も一任されている。
- ナーロイド(局長)
防衛局
グルメ界との境界線の防衛を任されており、人間界に侵入してきた外来生物の駆除も行う。
第0ビオトープ職員
グルメ界の食材及びニトロの管理を行う少数精鋭の組織。場所が場所だけに強豪揃い。
- 与作(再生屋)
- 初代メルク(砥ぎ師)
- ラブ(ハニープリズン所長)
- ラップ(美食屋)
- 愚衛門(グルメ番長)
- 珍鎮々(食林寺師範)
- リュウ(元グルメヤクザ組長)
- アタシノ(グルメ外科医)
- マリー(グルメ整体師)
- 栗坊(鍋職人)
- タック(ゴロ族の戦士)
- メリスマン(グルメ文豪)
- マナン(グルメ手品師)
- ゴブリン・ラモン(グルメ山賊)
- メガロドラス(暗殺者)
- 桜(武術家)
- ララ(グルメ天文学者)
- 光才老(グルメ仙人→NEO)
GOURMET7
IGO加盟国より選出された七人の味覚マスター。
- パッチ
- アポロン
- キット
- パイノミ
- トッポ
- ノマーチ
- アーモン