ニトロ(トリコ)
にとろ
約600年前に美食神アカシアが発見した、羽毛を持つリザードマンのような人型生物。分類は不明で当初は鳥人間といわれていた。
空腹を満たすために自分以上の大きさの猛獣にも喰らい付く程の獰猛性を持つが、一方で特殊な手順を踏まないと食う事が出来ない食材を独力あるいは他者の動作から会得する程に高い知能を併せ持つ。
グルメピラミッドを含めた古代文明を開化させたり、食材を調理するほどである。
個体数は限りなく少なく、人間界では殆ど目撃されないが極めて長命で、マンサム曰く数億年前の地層からニトロに似た化石も発見されている。
食糧が無くなったり、生息地の環境が悪化しても、クマムシの如く乾眠による休眠状態に入り、何千年も眠り続けることができ、水をかけられることで目覚める。このような能力により絶滅を乗り越えてきたと考えられている。ただし、後にカカが語るようにこれは最後の非常手段で、上述の化石の様に乾眠から復活できずに終わるケースも多く存在すると思われる。
アカシアのフルコースのメイン「GOD」の情報を持っていると言われており、美食會がGTロボをニトロに似せて造ったのはGOD獲得のためにニトロに接近するためである。
その正体はグルメ細胞の食欲が具現化した『怪物トロル』で、グルメ細胞の悪魔の一種である。
ゲーム版においては「イタダキマスター」でペアが「謎の生物」として、グルメピラミッドで登場した個体がニトロ名義で登場。
コンシューマ作品ではグルメサバイバル!2からペアと同じ姿で登場。ただし口を縦に開く。
レッドニトロ
人間界において知られるニトロであり、美食會が捕獲、洗脳した者もいる。
気性は極めて荒いが、後にブルーニトロに奴隷としての支配を受けたためであることが判明。そのため声帯を潰されており、叫ぶ事しか出来ず、大半の個体がブルーニトロへの食材を集めるためだけに扱われているが、味仙人の三人の様な例外も存在する。
レッドと言うのは体色ではなく、燃え盛る炎の様な闘争心から付けられた。
ブルーニトロ
青い宇宙出身のグルメ貴族と呼ばれるニトロ。人語を解し喋る事すらも可能な程の知能を持つ。
個々の実力もアカシアをして「誰にも勝てない」と言わせる程に高い…が、実際には八王やアカシアの三弟子には劣る。
特徴としては、口が横に開く。
レッドニトロ
チチ
銅のシェフ。第1ビオトープのオクトパスイカの頭部の休憩室に建つ家に住んでいるレッドニトロの料理人。一龍の友人で自称「味仙人」。人間の言葉を介するが、なぜか関西弁である。
グルメ界で通用するほどの高い戦闘能力を持つがかなりスケベな性格。しかも雌のカブトムシとコンパをするなど、何でもありである。
カカ
銀のシェフ。グルメピラミッドで乾眠していたレッドニトロ。女性的で落ち着いた物腰が特徴。小松によって目覚めて逃走、グルメ界に帰還した。
チチとは親しく、かつてジジというニトロと三人で「味仙人」として活動していた。グルメ界のエリア7で美食屋四天王に食寶「ペア」の情報を教える。
実は本物のカカは死亡しており、トリコ達と接触したのはブルーニトロの一人「アトム」である(後に本物のカカは食霊としてトリコ達と接触している)。
因みに偽物のカカは大事な事を敢えて隠して話す性格だが、本物は全てを詳細に話すので話が非常に長い。
ブルーニトロ
青い宇宙からやって来たニトロ。全員で8体存在しており、それぞれにアカシアのフルコースの名前をコードネームにしている。
ペア
トリコと小松がスカイベジタブルで接触した初めてのブルーニトロ(メイン画像の個体)。
長らく名前は判明しなかったが第二部で判明した。理性的な性格で、トリコ達をいいコンビだと評価していた。他のブルーニトロとは違って独自の目的を持って活動している節がある。
過去のペア入手に失敗した際、サンドリコの花粉で死にかけていたアカシアと互いに捕食しあった事から他のメンバーよりも親しく、彼にGOD関連の情報を与えアカシアの指示でネオを始めとするグルメ界の食材情報をトリコ一行に伝えている。
最終決戦ではアトムと共にトリコ達に襲いかかったが、途中からネオの苦手な味を教えるなど協力的になる。
エア
第一部で一龍を殺害したブルーニトロ。体色や服装がペアに似ている。
一龍すらも追い詰めた三虎の技『ハングリースペース』を掻い潜って逃げおおせる程の実力を持つ。
第二部では、フルコースの調理で体力が消耗しきった所をネオと化したアカシアに喰われた。
ニュース
ブルーニトロの中でも一際巨体。
フルコースの調理中に覚醒したネオの一部に上半身を喰われたが、身に着けていた命玉のお陰で復活する。
その後の次郎との戦いではエターナルノッキンで活動停止に追い込まれる。