概要
火山や海底等、普通の人間が立ち入れないような場所への食材の調達へ向かうために開発されたロボット。正式名称はグルメテレイグジスタンスロボット。
作中では主に敵組織である美食會のものが登場し、人間と同じくらいの高さのものや、ミクロ型、巨大型など様々なサイズの機体を所有している。
外見は作中の生物の中でも特に知能と危険度が高い「ニトロ」と呼ばれる生物に似せてあり、アリクイのような頭部(トリコからも「アリクイ野郎」と呼ばれている)で全身が毛に覆われている他、レーザー砲やカッターを内蔵している機体もある。
操縦者は遠隔地点でモビルトレースのように動くことにより、1/1000程の誤差で正確に操縦することができ、五感すべてを頭部の中にある核(蜘蛛や蟹のような姿の小型ロボット)から信号で操縦者に送ることが出来る。そのためそこに本人がいるかのように、気迫や雰囲気を出すことができる。更に圧覚超過や毒・危険食材への味覚遮断機能もあり、安全面にも優れている。(が、スタージュン等の強者にとっては1/1000ですら「反応が遅すぎて思う様に体が動かない」と溢すので枷にしかならない)
ただし、サイズが操縦者からかけ離れるほどに体感重力の違い等で操作性が悪くなり、ミクロ型や巨大型はそれなりのセンスが必要であり、操縦できる者も限られる。
また、影武者用の人間に寸分たがわぬ姿のGTロボも登場している。
美食會のGTロボ
通常型
初登場は洞窟の砂浜(操縦者は副料理長スタージュン)。深海1000mに潜り、フグ鯨を毒化させることなく大量に捕獲した。
ベイ専用機
緑色のGTロボ。顔面に大口径レーザーキャノンを搭載し、全身を鋼鉄の2~4倍の強度を誇るチタン合金の装甲で守られている。ふさふさとした体毛はケブラー繊維であり、高速で飛ばすことでピーラーショットとして相手を削り飛ばす。爪部分は強力な研磨作用を有し、おろし金のように使用できる。
グルメコロシアムに大統領そっくりの人工皮膚を被って潜入し、クローンバトルウルフを意味も無く砲撃。あまりに生命を蔑ろにしたためトリコの怒りを買い、顔面のレーザーキャノンにアイスピック釘パンチを打ち込まれ頭部が大爆発。ボディは自爆し、コア部分のみで美食會への帰参を目論むも、マンサム所長のペット・リッキーに破壊される。
ザイパー機
迷彩色(アニメでは紫)の装甲を有する重武装型で、ミサイルやレーザーなどの遠距離攻撃に優れる。
リーガル島でリーガルマンモスに踏み潰され、ギド機に完膚なきまでに破壊された。
巨大GTロボ
常人の10倍以上の体躯を誇る巨大GTロボ。リーガル島でギドが遠隔操縦するも、ココの毒で完全破壊された。
後にグルメクッキングフェスでは上位形態である超巨大型GTロボ(推定3~40m)が量産されて襲いかかって来た。
セドル機
水色のGTロボ。頭部内には触手も内蔵されており、拡散ビームを撃てる。
ブラックカラー
スタージュンが使用。原作ではドーサが操縦していたのをスタージュンが交代させたことになっていたが、アニメでは最初からスタージュン機。
腕部分がミキサーのように回転し、強力なコークスクリューパンチで相手を貫く。
リーガルマンモス体内でトリコ一味を追い詰めたが、宝石の肉を食ってパワーアップしたトリコの10連釘パンチで木端微塵に粉砕される。
超小型GTロボ
アイスヘルで小松を襲撃しセンチュリースープを強奪した(小松一人倒せない程火力は低く、ユーも苦言を呈していた)。
スタージュン専用機(ステルスタイプ)
食林寺編で登場。三虎のような髪型が特徴。擬態機能付きで、カメレオンのように保護色で姿を隠すことで相手に気配を悟られずに接近することができる。
その他のGTロボ
非戦闘型
人間と同一の姿をしており、危険地帯に赴く時に分身として使用する。
作中ではメリアやカーネル・モッコイ、ダーニル・カーンが使用。
戦闘型
国連軍が使用。四獣との対決に陸海空の兵器に搭乗して立ち向かった。勿論大方の予想通りすぐやられた。
アニメ・ゲームオリジナル
ベイ専用巨大GTロボ
グルメサバイバルで登場。白と赤の体毛。
スタージュン専用機
グルメサバイバル1&2で登場。黒い体色で、緑のラインが入っており体毛は白。素早い動きによる攻撃とオーラが強力。
アルファロ専用機
グルメモンスターズで登場。黒い体毛で操縦者と同じく八本腕。
劇場版新型GTロボ
黒い体色で、二の腕と脚、頭部以外に体毛が生えていない。
劇場版の前日譚のアニメオリジナルエピソードではユーが操縦。
また、超巨大版は体毛が一切生えていない。