「臨戦体勢に入るまで0.5秒…軽く10回は死んでるぞ」
概要
美食會副料理長の1人。全身黒尽くめの衣装に長い黒髪、冷たい目をした長身の男である。仮面の下の素顔はかなりの美形。左頬から首筋に渡り、火傷を思わせる大きなアザがある(このアザは生まれつきグルメ細胞を持つ事実と関係あるらしい)。パートナーは巨大な黒竜ブラガドラゴン(キャラブックで判明)。
普段は黒い仮面「シバの兜」で顔を隠しており、表情をうかがい知れない。最新型のGTロボのスペックが追いつかない程に恐るべき戦闘力の持ち主で、地位こそ副料理長であるが実力ならば実質美食會のNo.2(しかし、ジョアにそれを言及されたクッキングフェス時には、スタージュンより立場が上の幹部は美食會を裏切っていた為、この事実を揶揄した発言の可能性もある)。
しかし、残忍な気質で知られる美食會のメンバーの中では、比較的良識のある性格をしており、自分に危害を加えない者には手を出さない。責任感も強く、部下からの人望も厚い。美食會の任務とは別に個人的に探している食材があり、それをトリコと小松に話した際に「食べたら思い出すと思う」と口にしていた為、過去の記憶を失っている可能性がある。
トリコ達とはフグ鯨編でGTロボに乗った状態で、洞窟の砂浜で邂逅。この時は見逃す形となって終わる(アニメではガララワニ、虹の実編にてジョージョーからの報告を聞き、フグ鯨編の序盤でGTロボの用意を促した)。
次に宝石の肉(ジュエルミート)編に於いてリーガルマンモスの体内で対峙。この時もGTロボで、トリコとリンを倒すが、宝石の肉を食べて進化したトリコの「10連釘パンチ」を受けロボが破壊される形で敗北。
次に「BARメリア」で仮面を取った生身の状態で交錯するが、この時は「闘う気はない」としてBARを後にする。
同じ料理人の小松に対しては、リーガルマンモスの体内で彼の包丁を一目見た際、一流の料理人である実態を確信し、ナイスニィから「七ツ星以上の料理人を狙え」と指示された際「七ツ星以下でも100位圏外でもいい料理人はいる」と高く評価している。
シャボンフルーツ編ではトリコと千代の戦いの最中、新型のGTロボでビッグバンシャークに乗って登場し、シャボンフルーツと大竹&千代を回収して帰還。
そしてクッキングフェス編で他のメンバーと共にフェスに殴り込み。闇料理にて小松を連れ去ろうとした所でトリコと再戦。圧倒的実力でトリコを下し、小松に蘇生包丁をトリコに施させるのを条件に小松を拉致した。
第二部、グルメ界編では三虎の指示でエリア6にてナミボウズと戦うトリコ達に、加勢する形でブランチと共に再会(それ以前に三虎からトリコ一行への加勢を指示されている)。残りのアカシアのフルコース回収ではジジの采配により、トリコと共にエリア2に眠るGODの捕獲に赴く。
ゲーム「グルメサバイバル!」ではラスボスとして登場。ゲームオリジナルのGTロボを操縦し、伝説の食材を賭けてトリコと対決する。
続編「グルメサバイバル! 2」では他の副料理長に加え宮、元幹部のリョウテイと共に四天王と激突。一見すると生身に見えるが、GTロボに擬態をさせていた事実が判明。その後、ニトロを引き連れてトリコ、リョウテイと再戦する。
「グルメモンスターズ!」ではビッグバンキノコ入手の為にトリコ達と敵対するが、最終的には共通の敵を倒すべくトリコ達と共闘する。
能力
地面を溶かす程の高温の炎を自在に操れる。 また、それに加えて「切る」と「焼く」を同時に行える、特殊調理食材用の包丁「バーナーナイフ」を武器とする。
プロフィール
年齢:不明
血液型:不明
誕生日:不明
星座:不明
身長:232cm
体重:307kg
視力:7.5
足のサイズ:48cm
好きなもの:炎
嫌いなもの:目的達成に水を注す者
好きな言葉:活火激爆
キャラクターボイス
ジャンプスーパーアニメツアー2010では速水奨、アニメ版では三木眞一郎が担当。
余談
上記でBARメリアから帰る時「自分には食運がない」と漏らしており、これがあってか“スタージュンに食運がない”のをネタにする絵が投稿されている。
バンダイナムコ所属、ゲーム版トリコのプロデューサーだった広木朋子女史は、スタージュン子なるスタージュンのコスプレをして当時のVジャンプやTVに出演していた。
名前の由来はチョウザメの英名である「スタージオン」と思われる。
関連イラスト
関連タグ
シャア・アズナブル:仮面を着けたライバルで、ロボットを操縦して戦う点が共通している。ジオンの名の組織に所属。
ロイ・マスタング:声が同じ火属性のキャラクター。
この先ネタバレ注意
実はライバルのトリコとは双子の兄弟の関係にあり、500年前に生まれた。
アカシアのフルコースのひとつである「アナザ」を食べて、自分の探していた食材を思い出したと同時に判明した。
両親はアカシアとフローゼ。
子供を身ごもったフローゼがアカシアの凶行を嘆き、栄養と食運を含んだ自身の胎盤毎取りだして、時間を大きく遅らせる裏チャンネルで覆い隠し、小舟で裏世界へ流したのが真相である。
GOD編にてトリコ、三虎と共にネオを取り込んだアカシアに挑むも、アカシアに食われそうになったトリコを庇い、半身を捕食され、トリコに真相を伝えた後に「弟」と呼び別れを告げた。
その刹那、スタージュンからフローゼから受け継がれた大量の食運が人の形として現れ、トリコにGODとセンターを食べさせた。無かったと思われた食運が、実はスタージュンの中で鳴りを潜めていたのだ。
その後、絶命寸前に三虎にノッキングを施され辛うじて生きていたが、地球からあふれ出たセンターにより全快。
トリコとリンの結婚式には“美食會代表”兼“新郎の実兄”として、ホテルグルメに赴き弟を祝福。フルコースとして出されたエンドマンモスの付け合わせである、宝石の肉を万感の思いで噛み締めていた。
また、この結婚によってスタージュンはリンの義兄となった。
週刊少年ジャンプで連載された漫画には、沢山の火属性のキャラクターが登場しているが、いずれも最後は死ぬ場合が多いのだが、スタージュンは珍しく火属性のキャラクターでありながら、最後まで生き残った人物である。
尚、スタージュンのフルコースは最後まで判明しなかった。記憶を取り戻す食材を見つけ出し、それの実食に専念していた為であるが、仮に本人がフルコースを組んだ場合、前述の結果から「アナザ」を入れる可能性は高い。