概要
CV:石田彰
美食會副料理長の一人。道化師のような風貌をし、その背には昆虫を思わせる翅を持つ。一見ほっそりとした体型だが、手足につけているバンドを外すと筋肉質で巨大な体躯へと変貌する。
飄々とした口調だが性格は非常に残忍で、うるさいからという理由でウォールペンギンの親を殺し、敗北した部下達をもゴミ同然に始末しようとした。その一方で感情を持たない虫のように冷血に目的のみを見据え、任務を優先する一面を持つ。
また、自身を追い詰めたトリコの実力を認め、敵意も悪意も無い野生の戦いに爽快感を感じ、本気を出したりするなど、実力を認めた相手に敬意を表する一面を見せる。
初登場となったセンチュリースープ編では、バリーガモン、ボギーウッズと共にセンチュリースープを入手すべくアイスヘルに赴き、トリコと1対1で対決し、本気を出して戦闘不能に追いやるも、自身も右腕を失う等の重傷を負った所を鉄平にノッキングされ、最後の力で切り札のパラサイトエンペラー(推定捕獲レベル81)を産み落として倒れる。その後、アルファロによって連れ帰られる。
サンサングラミー編以降に再登場した時には、身体の傷を治しただけでなく失われた右腕も再生しており、更にグルメ細胞を以前よりも活性化させ、より強力な寄生昆虫を体内に宿し復活した。
クッキングフェス編ではサニーと対決。前回の切り札であったパラサイトエンペラーをも上回る、捕獲レベル80~100台の虫を大量に産み出しサニーを一時は追い詰めるが、四獣との戦いを経て覚醒したサニーの「魔王の髪(サタンヘア)」によって跡形も無く食い尽くされ、トリコと初めて戦った時の様な爽快感と満足感を覚えながら死亡した。
第2部のエリア7編、ゴリタウルスとの戦いではサニーのサタンヘアの中で顔がちょろっと登場しており、サニーが「食ったもんは吐き出せる」と発言したことから生存が示唆され、最後のGOD争奪戦で復活。
スター、グリンと共に元上司の三人と戦い勝利するが、グリン共々ジョアの菌で溶かされてしまった(スターは事前に愛丸によって菌対策が施されている)。
「グルメサバイバル! 2」ではリョウテイの見張りのためにガッツキ大陸にやってくる。 物語中盤ツンドラドラゴンの体内に現れ、前作の隠しボス「カイザーガーディアン」を産み落とし、トリコ達を妨害する。 またキッチンホール大渓谷での最終決戦では、グリンパーチとのコンビでココ&サニーと戦った。
「グルメモンスターズ!」ではビッグバンキノコを巡ってトリコ達と対決する。
能力
体内に宿している1万個程もある様々な寄生昆虫(明らかに昆虫じゃない奴も多いが)の卵を、体内で成長促進エキスを分泌することで瞬時に孵化させ、遠距離攻撃を仕掛けることができる。1匹産み出すごとに1500kcal(カップラーメン3杯分くらい)ものエネルギーを消費する寄生昆虫を1000匹以上産み出せるという、驚異的な体力を誇る。
普段は戦闘を虫に任せっきりだが、それはただ単に「自分で闘うのが面倒だから」というだけで、トミーロッド本人は虫以上の戦闘力を持つ。
100万個の個眼から構成される複眼は自然界の動物が持つ複眼を遥かに凌駕する性能を持ち、可視光線は微弱な電磁波をもとらえる。
また、昆虫の神経節を持っており、切り離された身体の一部を自由に動かすこともできる。
さらに、本来体温調節に使用するシバリングを用いて体温を急激に上昇させることで、卵の一部を突沸させた上で孵化させず口から発射し、着弾と共に気化爆発させる事も可能であり、虫と卵の全てを文字通り余す所なく使い熟す事が出来る。
プロフィール
年齢:不明
血液型:不明
誕生日:不明
星座:不明
身長:175cm
体重:200kg
視力:2.5
足のサイズ:27cm
好きなもの:蜜
嫌いなもの:役立たず
好きな言葉:身中の虫
余談
2011年、アニメで声を担当した石田彰の誕生日にトミーロッドの顔型ケーキが振舞われた(外部リンク参照)。