巨大ヤスデ
きょだいやすで
その名の通り体長6~8mもある巨大なヤスデであり、主に暗くじめじめした場所に生息している。
知能は低く、本能のままに獲物の肉を貪る。ヤスデであるため鋭い牙や爪や毒などは持ってないが、外部から攻撃を受けるとうず状に丸まり強烈な悪臭を放つ。また、身体を半分に切られても生きているほど生命力が強い。
味はシャコに似ているが、そのグロテスクな見た目から食材としては敬遠されているが、一部のグルメ(ゲテモノ愛好家)などからは好まれている。
フグ鯨の産卵場である洞窟の砂浜へ続く洞窟の入り口近くに巣を作っており、間違って足を踏み入れたゾンゲ一行に群れで襲撃。彼の部下に襲いかかった個体はゾンゲの斧で倒されるが、それでもあまりの多さにゾンゲがキモがって音を上げ、フグ鯨を諦めて逃走した(アニメではティナも彼のフグ鯨を捕獲したという出任せを信じてつられて洞窟から出てしまった)。
なお、トリコは嗅覚で巣を感知し、潮の匂いを辿ったため遭遇せずに済んだ。
グルメサバイバルシリーズにて登場。長大な身体だが大して強くはなく、噛みつきや体をタイヤのように丸めて転がる攻撃を仕掛ける。
亜種
- 毒ヤスデ
青いカラーリングの巨大ヤスデの一種。「巨大ヤスデ固有種」とも。
身体の側面に存在する臭汗腺が赤い斑点模様のように見え、放つ悪臭は毒ガスの如く更に強力になっている。洞窟内でも特に暗い場所を好む。
- 四ツ目ヤスデ
長い年月を生きた長寿種。「巨大ヤスデ稀少種」とも。
名前の通り大きな目とその外側にある小さな目の計4つがある(が、初登場のグルサバではバグで本体から分離していた)。まるで鎧のように見える硬化した外骨格はとてつもない強度を持ち、生半可な攻撃では通用しないほど一層生存能力が上がっている。
- 寄生ヤスデ
目が異様に多く、足も長く発達した種。体は毒ヤスデよりも青みが強く腹部は黄緑色。
名前の通りリーガルマンモスなどの巨大な猛獣の体内に寄生して餌を得たり、その身体を食い破る。どんな環境にも適応するしぶとい生命力を持ち、猛獣の体外でも普通に生息可能。
- メタルヤスデ
カメムシのような光沢が美しい金色のヤスデ。他の種よりも足が短い。
強烈な臭いのガスを発して襲ってくる敵を気絶させるため、不用意に近づくと危険。