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君の姿は僕に似ている 静かに泣いているように 胸に響く

概要

歌うのは前作『機動戦士ガンダムSEED』のED「あんなに一緒だったのに」を歌ったSee-Saw。シングルCDは2005年8月3日発売。

第38話から最終話、TVスペシャル「FINAL PLUS」で使用され、登場人物たちの心情や作品の世界観とリンクした歌詞が、ファンの心に迫る。

オリコン週間シングルチャートで最高4位を記録。See-Sawが歌う曲の中では歴代最高順位である。

アニメーションは通常は一枚絵の右斜め上スクロールしていく方式だが、リアルタイムの41話総集編ではザクウォーリアのカラーリングを一般公募し、上位入賞者のデザインは本編出演権が獲得できる「ザク!ザク!キャンペーン」の上位入賞者のイラストが「忍たま乱太郎」のイラストコーナーのように紹介された。

HDリマスター版ではアレンジ版の「君は僕に似ている~ReMix2013」が使われた。

また、アーケードゲーム「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II」ではエンディングとしてだけでなくアーケードモードでのステージ残り時間が30秒を切ると自動的にこの曲が流れる。

連ザをプレイしたことのある人なら、前作の『あんなに一緒だったのに』と同じく本曲を聞くと焦るかもしれない。

なお、エンディングの方はアーケード版では2番まで流れていたがPlaystation2移植版では1番で終了し本曲終了後は劇中BGM『MINERVA NAVIGATION』に切り替わる。

記録

初動売上(オリコン)8.1万枚
累積売上(オリコン)15.6万枚
最高順位(オリコン)4位(2005年8月15日付)

歌詞と本編の関連性

歌詞にある「君」と「僕」を誰の視点に捉えるかにより、曲の印象も大分変わってくる。主に「キラとアスラン」と言われているが、「キラとシン」、「アスランとシン」、「シンとレイ」、「ラクスとミーア」とも取れる。

また、一部の歌詞は主要人物に限らず登場人物の多くに当てはまるので、視点を変える幅はかなり広い。

『何も知らない方が幸せというけど

 僕はきっと満足しないはずだから』

これは劇中の主要人物ならほぼ全員が当てはまる。強いて言えば序盤のキラが療養のために周りによって戦いから遠ざけられたことで世情に疎かったことは「何も知らない方が幸せ」と言う状況だったが、ラクス暗殺を決起に戦いへ身を投じている。

『うつろに横たわる夜でも

 僕が選んだ今を生きたい』

前作で心の傷を負いながらも戦争を止めて手にした序盤の平和とも取れるが、一方でデスティニープランを止めて「戦う覚悟」をしたキラたちのことも取れる。

『歯止めのきかなくなる空が怖くなって

 僕はいつまで頑張ればいいの?』

二度の大戦どちらに当てはまるが、連合・ザフト両軍の大量殺戮兵器や激化する新型MS・大型MAの開発速度のこととも取れる。特に空は宇宙とも取れるので、核ミサイルとジェネシス(ネオジェネシス)を撃ち合う宇宙は「歯止めのきかなくなる空」と言える。また、デスティニープランとその防人として戦うシンのこととも取れる。

『どうしても楽じゃない道を選んでる

 砂にまみれた靴を払うこともなく』

これは劇中では登場人物の全員に当てはまり、主要人物は全員が「楽な道」ではなく苦難の道を進む決意をしている。そして、その道を歩むことに縛られてしまい、心に余裕のないことも表している。特に、キラは続編の『FREEDOM』で「失いたくないものを過保護に守る」方針を取ってしまい、アスランとの喧嘩の末にやっと「靴の砂を払う」ことが出来たと言える。

『こんな風にしか生きれない

 笑って頷いてくれるだろう君なら』

こちらも全員に当てはまり、最高のコーディネイターとして力を行使するキラからラクスもしくはアスランへ、クローンで短命であることを明かしたレイからシンへ、歌姫の影武者として名を騙っていたミーアからラクスと言った多数のパターンに当てはめられる。

また、これはデスティニープランに関係なく「もうこの生き方しか自分に選択肢は無い」と言う意味にも捉えられる。

『最後に心なくすこともなく僕を好きでいられる

 僕は君に生かされてる』

戦いの繰り返しで心をすり減らしていく登場人物たちが、心の支えとなる相手に向けた感謝や親愛の言葉と取れる。特に出生で自分を嫌悪しているレイにとって、シンやルナマリアの存在が彼を生かしたおかげで「心をなくした第二のラウ・ル・クルーゼ」になれなかったと言える。

余談

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