リリア・フローベール
りりあふろーべーる
CV:荒木香恵
概要
リリア・フローベールとは、『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』のキャラクター。
もともとはこのゲームのジオン側のプレイヤーキャラの一人であり、リリア・フローベールの名前はその中の女性キャラクターに設定されていたデフォルトネーム。
隊長であるマレット・サンギーヌを信奉している。
まだ幼さを残す女性ながらパイロットとしての腕は一流。小説版ではキシリア・ザビからテストパイロットとして重宝されており、マレットからはそれを妬まれていたという一面もある。
搭乗機はリック・ドムⅡ。バズーカを二丁装備している事が多い。
ゲームを基にした漫画と小説では、双方で性格がかなり異なっており、漫画版では「普段は年頃相応の勝気な少女だが、マレットと同じ戦場で戦う時のみ冷酷な戦士になる」という二重人格に近い性格の持ち主、小説版では気弱ながらも芯は強い人物として描かれているなど、対照的である。
漫画版・小説版どちらのストーリーでも彼女の想いはマレットに通じず、小説版では発狂して無断出撃したマレットを制止しようとしたが撃墜され(ただし、コックピットを狙われなかったので生還した)、漫画版ではマレットの無断出撃に同行してサラブレッド隊と交戦、彼の戦死後は降伏するという結末を迎えている。
また、漫画版の後日談となるオムニバス漫画『GUNDAM LEGACY』ではジオン残党『狼の鉄槌』に身を寄せており、デラーズ紛争終結後の宇宙世紀0084年に、連邦に下ったサイド3のジオン共和国に対し、特攻テロの実行役として気化爆弾を搭載したケンプファー(通称:シルバーランス)に搭乗して出撃した。
しかし、民間人のマット・ヒーリィとメイ・カーウィンによって阻止され、ティターンズに所属していたかつての仇敵フォルド・ロムフェローを道連れにしようとするも気化爆弾は宇宙では爆発せず、戦闘継続が不可能となり投降した。
原作ゲームではツリ目気味なモブ顔と言った感じの容姿で、それほど美少女には描かれていなかったのだが、漫画および小説版では作画担当の夏元雅人によりかなりの美少女に描かれたうえ、戦闘中は冷酷だが敗北時には機体ごと震えているなどのギャップ萌え要素、恩人であるマレットを一途に慕う乙女としての心情、着替えシーンでの紐パンやシャワーシーンなどのお色気要素が描写されたため、一部でコアな人気を誇る。
外部出演では漫画・小説版を基にした性格で描かれることが多いが、容姿に関しては原作ゲーム風だったり漫画・小説風だったりとあまり定まっていない。