「私は万物を砥石とし、自身の意味を練磨しようとした。しかし、私は知らなかったのだ。万物は水のようであり、まるでそれが水自身の中で消えるが如く、私も共に消えていくのだと」
――――弔伶人の祈り、虚空を凝視した後の歌詞
概要
虚無の派閥の1つ。星神・Ⅸの視線を受けた行人で其の影に不用意に足を踏み入れ、存在の意味を失った人々。どの世界でも誕生する可能性があり、肉体、認識、記憶などが、自滅の旅の中で徐々に消えていく定めにある。
その性質故に自滅者同士の繋がりは皆無と言ってよく、派閥というよりも、その「現象」という病に感染した病人の総称という認識が近い。しかし、一部の自滅者はその運命に抗い、「混沌医師」と合流したり、果てはⅨを討つことで「虚無」の呪いを根本から断とうとしている。