概要
肩書は「戌」の戦士 『噛んで含めるように殺す』怒突。いぬじゃなくてどつく(dog)なんだ...
本名は 津久井 道雄(つくい みちお)で、大戦にかける願いは「勝ちが欲しい」。
イヌ耳のカツラと尻尾の飾りを身に着けており(漫画版では鼻先が黒くなっておりより犬っぽくなっている。)、毛皮のマントを羽織っている。
人物像
書道にはまっており、書き続けてできた達筆な字は理解されなかった周囲の反対派を黙らせたとか。
これでも保育園の保父として働いており、真面目な働きっぷりから子ども達からは「どっく先生」と親しまれ、保護者達から良い評判を得ている。
その一方で異端児な子供を適切な組織へ流す本業がある。しかし売った子でも愛情を注いでいるうえ、一般社会では生きていくことができないと感じているがゆえにそうしているだけである。
それゆえ自分がしていることに罪悪感を感じていることも。利用すること前提とはいえ庭取と同盟を組んであげたり、自分の裏の仕事のミスとはいえ売った先が変態趣味だと分かると売った子を取り返しに行ったり、取り返した子の行く当てがないから親代わりに育ててあげたりする当たり根はいい人なのかもしれない。
戦闘スタイルおよび能力
『狂犬鋲』という噛みつく戦い方をするが、実際は体内で調合した毒を相手に噛みついて感染させて毒殺させる戦い方をする。
獣石が毒物だと分かると先んじて体内で解毒剤を生成することや、身体能力を強化する秘薬「ワンマンアーミー」をはじめとした殺さない毒(ドーピング)の生成も可能である。
劇中での行動(ネタバレ注意)
※以下、『十二大戦』および『十二大戦対十二大戦』におけるネタバレ注意
- 『十二大戦』
当初は地下で身を潜め、終盤になったところを行動するつもりが、庭取の誘いにより(利用するだけ利用するつもりで)同盟を築く。途中で異能肉の死体と出くわすと庭取に戦わせるために「ワンマンアーミー」を注入する。しかし目的を達成した庭取によって策を思案している隙を突かれ、顔を握りつぶされ敗北する。
十二大戦参加者は全員大戦開始時に毒を呑まされていたが、彼だけはその時に上記の能力によって体内で解毒剤を作っていたため、影響は無かった。
もちろん本人はこの事を周囲に隠している。
- 『十二大戦対十二大戦』
断罪兄弟同様、十二戦犯に近い戦士であったが本人曰く「戦犯に限りなく近くない戦士って、それは一体どんな奴だ」ということらしい。
かつての教え子、ゴー・トゥ・ヘヴンとドクター・フィニッシュの存在がネックとなり、前作の好戦的な態度はなりを潜め、砂粒や異能肉などの相性が合わない面々ともコミュニケーションをとっていた。
「ワンマンアーミー」の重ね掛け、と言うどんな副作用が出るか分からない事をしようとした教え子に、自身にもワンマンアーミーを打ち込む勝負に出る・・・がそれすらも教え子たちの策であり、意図せず異能肉の射線を塞いでしまい銃弾を受け死亡する。