概要
運行中の鉄道車両からナンバープレートやつり革などの鉄道部品を取り外して窃盗し、オークションサイトなどに転売して生計を立てている女子大生ら(いわゆる盗り鉄系女子)を主人公とした百合ラブコメである。
名称
「がめちゃ」の名前は博多弁で「盗む、くすねる、強姦する、略取する」などの意味を持つ動詞である「がめる」と、「鉄道ファン」に対する蔑称・ネットスラングである「でんちゃ」をくっつけたカバン語でである。
あらすじ
主人公の井川さくらは、高校時代に初めてできた鉄道オタクの彼氏から裏切られ、モラハラや虐待を受けた末にうつ病を発症した過去があった。
「鉄道オタクからがめられたもん、全部とりかえすよ。手段は選ばんけん」
そう心に決めて、鉄道ファンから金を巻き上げるべく、彼女は大学で知り合った同じく鉄道ファンに裏切られた経験を持つ親しい友人らと手を組み、盗り鉄を始めたのだった。
批判
犯罪行為を美化しているとの批判からなかなか書籍化されず、アニメ化などの話も持ち上がっていない。
犯行の描写が妙にリアルなことから、作者は実際に盗り鉄行為を計略したことがあるのではないかとの疑念を持つ読者も多かった。
実際にこの漫画で描かれた手口で実在の盗り鉄が真似をして犯行に及び、逮捕後に「がめちゃの真似をした」と供述する例が全国で3件発生。
やがて、作者本人が指宿枕崎線で盗り鉄行為を行って逮捕される事件が発生し、そのまま休載。事実上の打ち切り状態のまま現在に至る。