概要
全国高校総体(インターハイ)のサッカー部門の大会である。男子が1966年度開始で女子が2012年度開始となっている。主催は高体連とJFAであるが、大会の直轄自体は高体連である。
全国高校サッカー選手権大会や全日本高校女子サッカー選手権大会と異なり、35分ハーフの70分で行われる。決着つかない場合はPK戦となるが、決勝戦のみ10分ハーフの計20分間の延長戦も実施される。なお、決勝戦ではPK戦決着無しで両校優勝となった回もあるが、いつ頃から決勝戦にPK決着が導入されたかは不明である。
男子は予選が47都道府県予選制で、その中でも北海道・東京都・大阪府・神奈川県、そして福島県(※後述)の計5都道府県は2校出場できるようになっている。以前はそれとは別に開催都道府県に限って開催地校枠が1つ設けられることになっていた関係で、北海道・東京都・大阪府・神奈川県の4都道府県のいずれかが開催地の場合は3枠ということになる。現在は酷暑開催を避けたいJFAの方針により2024年度から開催地が福島県に固定されたことで、福島県も自動的に2校出場できる地域となった。
女子は男子と異なり9地域予選制で、その中でも関東は3校、北海道(※後述)・東北・東海・近畿・九州は2校、北信越・中国・四国は1校の計16校が出場できるようになっている。以前はそれとは別に開催都道府県に限って開催地校枠が1つ設けられることになっていた関係で、東北・関東・東海・近畿・九州の5地域のいずれかが開催地の場合は枠が増えるということになる。現在は酷暑開催を避けたいJFAの方針により2024年度から開催地が北海道に固定されたことで、以前は1校だけだった北海道も自動的に2校出場できる地域となった。
男子歴代結果
開催地固定前
回/年度 | 優勝 | 準優勝 | 開催地 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
1/1966年 | 藤枝東 | 浦和市立 | 青森県 | 1. |
2/1967年 | 浦和市立 | 刈谷 | 福井県 | 2. |
3/1968年 | 秋田商 | 習志野 | 広島県 | 3. |
4/1969年 | 浦和南 | 清水市商 | 栃木県 | |
5/1970年 | 浜名 | 浦和南 | 和歌山県 | |
6/1971年 | 藤枝東 | 広島工 | 徳島県 | |
7/1972年 | 清水東 | 秋田商 | 山形県 | |
8/1973年 | 児玉 | 北陽 | 三重県 | |
9/1974年 | 浜名 | 児玉 | 佐賀県 | |
10/1975年 | 韮崎 | 児玉 | 山梨県 | |
11/1976年 | 帝京 | 古河第一 | 新潟県 | |
12/1977年 | 島原商 | 佐賀商 | 岡山県 | |
13/1978年 | 北陽 | 八千代 | 福島県 | 4. |
14/1979年 | 水戸商 | 大分工 | 滋賀県 | |
15/1980年 | 清水東 | 今市 | 愛媛県 | |
16/1981年 | 清水東 | 室蘭大谷 | 神奈川県 | 5. |
17/1982年 | 帝京 | 京都商 | 鹿児島県 | |
18/1983年 | 四日市中央工 | 水戸商 | 愛知県 | |
19/1984年 | 四日市中央工 | 広島工 | 秋田県 | |
20/1985年 | 九州学院 | 室蘭大谷 | 石川県 | |
21/1986年 | 国見 | 中京 | 山口県 | |
22/1987年 | 市立船橋 | 国見 | 北海道 | |
23/1988年 | 市立船橋 | 古河第一 | 兵庫県 | |
24/1989年 | 清水市商 | 大宮東 | 高知県 | |
25/1990年 | 清水市商 | 南宇和 | 宮城県 | |
26/1991年 | 清水東 | 東海大第一 | 静岡県 | 6. |
27/1992年 | 徳島市立 | 市立船橋 | 宮崎県 | 7. |
28/1993年 | 国見 | 鹿児島実 | 栃木県 | |
29/1994年 | 清水市商 | 帝京 | 富山県 | |
30/1995年 | 習志野 | 西武台 | 鳥取県 | |
31/1996年 | 清水市商 | 帝京 | 山梨県 | |
32/1997年 | 東福岡 | 帝京 | 京都府 | |
33/1998年 | 市立船橋 | 岐阜工 | 香川県 | |
34/1999年 |
| 岩手県 | 8. | |
35/2000年 | 国見 | 国学院久我山 | 岐阜県 | |
36/2001年 | 市立船橋 | 藤枝東 | 熊本県 | |
37/2002年 | 帝京 | 国見 | 茨城県 | |
38/2003年 | 国見 | 帝京 | 長崎県 | |
39/2004年 | 国見 | 市立船橋 | 島根県 | |
40/2005年 | 青森山田 | 那覇西 | 千葉県 | |
41/2006年 | 広島観音 | 初芝橋本 | 大阪府 | |
42/2007年 | 市立船橋 | 星稜 | 佐賀県 | |
43/2008年 |
| 埼玉県 | 9. | |
44/2009年 | 前橋育英 | 米子北 | 奈良県 | |
45/2010年 | 市立船橋 | 滝川第二 | 沖縄県 | |
46/2011年 | 桐蔭学園 | 静岡学園 | 秋田県 | |
47/2012年 | 三浦学苑 | 武南 | 長野県 | |
48/2013年 | 市立船橋 | 流通経済大柏 | 福岡県 | |
49/2014年 | 東福岡 | 大津 | 山梨県 | |
50/2015年 | 東福岡 | 市立船橋 | 兵庫県 | |
51/2016年 | 市立船橋 | 流通経済大柏 | 広島県 | |
52/2017年 | 流通経済大柏 | 日大藤沢 | 宮城県 | |
53/2018年 | 山梨学院 | 桐光学園 | 三重県 | |
54/2019年 | 桐光学園 | 富山第一 | 沖縄県 | |
55/2021年 | 青森山田 | 米子北 | 福井県 | |
56/2022年 | 前橋育英 | 帝京 | 徳島県 | |
57/2023年 | 明秀日立 | 桐光学園 | 北海道 |
開催地固定後
回/年度 | 優勝 | 準優勝 | 注釈 |
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58/2024年 | 昌平 | 神村学園 |
注釈
- 鳥取県代表(境港工)が学校の経済的理由により不参加。
- この大会から前年度優勝校が推薦出場。
- 沖縄県の高校が不参加。
- この大会から前年度優勝校の推薦出場が廃止。
- 準決勝と決勝がナイトゲームで行われた。
- 史上初の同県同士の決勝。
- 台風につき決勝の試合開始遅れる。
- 両校優勝。
- 雷雨につき決勝戦が中止となり両校優勝。
女子歴代結果
開催地固定前
回/年度 | 優勝 | 準優勝 | 開催地 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
1/2012年 | 日ノ本学園 | 常盤木学園 | 長野県 | |
2/2013年 |
| 佐賀県 | 1. | |
3/2014年 | 日ノ本学園 | 京都精華女子 | 東京都 | |
4/2015年 | 日ノ本学園 | 大商学園 | 兵庫県 | |
5/2016年 | 藤枝順心 | 作陽 | 広島県 | |
6/2017年 | 日ノ本学園 | 藤枝順心 | 宮城県 | |
7/2018年 | 常盤木学園 | 日ノ本学園 | 静岡県 | |
8/2019年 | 十文字 | 日ノ本学園 | 沖縄県 | |
9/2021年 | 神村学園 | 藤枝順心 | 福井県 | |
10/2022年 | 大商学園 | 十文字 | 徳島県 | |
11/2023年 | 藤枝順心 | 聖和学園 | 北海道 |
開催地固定後
回/年度 | 優勝 | 準優勝 | 注釈 |
---|---|---|---|
12/2024年 | 藤枝順心 | 大商学園 | 北海道 |
注釈
- 佐賀県大会初日が雷雨のため順延された影響により決勝戦は行わずに準決勝で勝利した2校が優勝。
関連タグ
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- 日本クラブユースサッカー選手権大会 - 男子クラブユースチームの夏の大会
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