雷帝、戦闘態勢
以下の記事には重大なネタバレを含む記述があります。
概要
西暦2620年、火星より飛来したと思われる病原体「A・E・ウィルス」により治療薬を作るべくテラフォーマーの捕獲・殲滅をするため宇宙艦アネックス1号によって火星へと向かった乗組員幹部の一人。
無愛想な体を現してるが、作中切ってのいい人である。
プロフィール
国籍 | ドイツ |
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年齢 | 27歳 |
性別 | ♂ |
身長 | 180cm |
体重 | 88kg |
M.O.手術 | 魚類型・デンキウナギ |
マーズランキング | 2位 |
戦闘方法
手術ベースのデンキウナギと同じ発電方法で電気を作り出す。
しかしベースのデンキウナギのように水中ではなく、空中放電をする必要があるため、
また、効果を求めて直接素手で接触するとなると自身を危険に晒してしまうため、電撃を誘導する「避雷針付き手裏剣」を駆使して戦う。
その電撃はテラフォーマーの内臓を破壊させ、一気に機能停止に追い込むほどである。
デンキウナギ同様、自分も感電するが、安全装置によって感電を免れている。
過去
8歳の時に両親をバグズ手術の失敗で亡くし、その後釜として軍にM.O.の実験台にされる。
全身にその実験によって火傷した跡が残っている。口元の傷も火傷が原因。
道具としての生活を余儀なくされていたが、後に10年以上連れ合う妻となる女性に会い人間性を取り戻す。
だが、産まれた息子がM.O.を継承していなかった事などから妻の浮気が発覚。
自分を人間にしてくれた妻が畜生だったという事からトラウマを抱えている。
血よりも固い絆で結ばれた家族
テラフォーマー軍団の猛攻により一時は心肺停止状態まで追い込まれたが、自分を逃がそうとする部下たちの捨て身の行動により、忘れていた感情を思い出す。
自らに心臓マッサージを行う荒技で復活。薬を大量摂取し安全装置の箍が外れるが、圧倒的な戦闘力を以ってマーズ・ランキング2位の貫禄を見せ付けた。
そして指揮官の新型テラフォーマーへと、地形を利用した即死級の一撃を叩き込み勝利を確信するが、神がかった「運」と「処置」(雷撃が致命傷にならなかったことに加え、傍にいたゴキブリが心臓マッサージを試みた)により蘇生されてしまう。
既に限界近く戦っていたアドルフは部下のエヴァ・フロストを護るために電磁場を発生させ銃弾を弾くも、続く投石からエヴァを庇って受けた攻撃が致命傷に。(今際の際にエヴァへ何か言い残しており、「できません」と返されている。)
しかし、軍の手によって極秘裏に搭載されていた自爆装置が作動。危険を察知してか脱兎のごとく逃げ出したテラフォーマー軍団を巻き添えに、自身の部下諸共大爆発という壮絶な最期を迎える。
電気…大爆発…そう…コイツのように…作者は狙ってるとしか…