概要
マイクロソフトが2000年に発売したWindowsのバージョンの一つ、Me(Millenium Edition)は、
外見のマルチメディア機能の強化、USBメモリのドライバ充実などさまざまな改良が加えられた。
しかし、旧バージョンのWindows9x系用ソフトとの互換性を保つため(32ビットのNT系カーネルを装備したWindows2000では、Service Pack2がリリースされるまでは9x系のソフトの多くが動かなかった)、カーネルの一部に16ビットのコードを残したままあれこれ改良を加えすぎたせいでリソースが大幅に必要となり、過去のバージョンと比べてフリーズの発生率がやたら上がってしまった。
翌年に、安定性の高いNT系カーネルを搭載しつつ前述の互換性の問題をほぼ解決したWindows XPがリリースされたため、新商品としての販売期間が1年余りという短命に終わったOSでもある。この為Meは『Windowsの黒歴史』とされてしまうところだった……
が、この『よくフリーズする』という欠点を『ドジっ子』という萌え要素に変換することにより、
正直言ってしまうと、MeでできてぶっちゃけWindows98SEでできないことというのはほぼなかった。
このためOS選択に自由のある自作機ではみんな98SEを使った。
さらに、PC-9800版はリリースされていない(2000はリリースされている。PC-9800最後のWindowsになった)。
このあたりも不遇キャラを助長することになった。
ネギ
Meがよくネギを持っているイラストを見かけるが、これは
『NEGiES』と呼ばれるフリーのパーソナルファイアウォールから取られている。
振り回したとしても専らタクトというよりは武器のように扱われる。