概要
「ジョジョの奇妙な冒険」の作中では、「メメタァ」「ガオン」「レロレロ」などといった登場人物の仕草等が独特の効果音で表現されることが多く、それが荒木飛呂彦先生作品の魅力を引き出す重要な要素を担っている。
だが各シーンをよく見るとそれらとは別に、謎の地鳴り音(ゴゴゴゴゴ……、ドドドドド……、他)が頻繁に表記されている事にも気付くはずである。
作中の一連の流れや描写とは全く関係ないこれらの効果音だが、読者に対して得体の知れない重厚感を否応なく植えつける効果は抜群であり、ジョジョワールドの魅力をさらに高めている表現技法であることは間違いないだろう。
pixiv内において
主にジョジョ立ちをはじめとするジョジョパロ系イラストに用いられる。
また、なんとも表現しがたい迫力・重厚感を明示したい時にも使用されるようである。
なお、椎橋寛氏のように、荒木氏のアシスタントを勤めていた漫画家が、自身の作品でこの擬音を使用していることもあり、後の漫画の表現技法に与えた影響はかなり大きいと思われる。
ちなみに
現実に暮らしていればわかると思うが、実際には震度5クラスの大地震が起きても、その前後や最中に地鳴りが聞こえるという事は極めて稀である(地震発生時に聞こえる音は、主に建物や家財の振動音である)。
また山崩れや雪崩といった現象においても、小規模なものなら殆ど無音に近い状態で進行する。
もし身近で経験するとしたら、300m以内の近距離で落雷した時ぐらいだろう(但し、これも地鳴りより空振を先に体感するはずである)。
よって、地鳴りが聞こえる状態、というのは天変地異クラスの大災害がごく身近で起こっていると考えて差し支えない。
もし地鳴りが聞こえたなら、一目散に身の安全を確保する事をお勧めする。
関連タグ
作品→ジョジョの奇妙な冒険
作者→荒木飛呂彦先生
もう一つの地鳴り→ドドドドド