概要
体育会系を構成する一要素。『何事も努力すれば必ず成し遂げることが出来る』という理念の元、効率を度外視してひたすら苦行を積むことで得られる精神である。目標が絶対に不可能であろうと『努力をしている姿勢を取る』というのが重要であり、達成できなかったとしても基本的にはその努力に比例して根性が付くとされる。また根性とは苦行を持ってのみ得られるモノであり、いくら効果的なトレーニングでもそれが『苦行でない』場合は根性論者には『努力をしていない』『甘え』と否定されることもしばしばである。
これが『どんな逆境にも負けない強さ』と美化されて『スポ根』という一大ジャンルが成立。1970年代頃には一世を風靡した。
体育会系の文化はスポーツ界以外にも影響を及ぼしており、営業職やサービス業(飲食や小売など)などには根性論の色彩が濃い企業もある(往々にしてブラック企業の一要素である)。
注意点
基本的に根性論は非科学的な精神論である。命にかかわる病気や怪我などは根性で治せるはずが無く(さっさと病院へ行け)、トレーニングとしては無意味な苦行の末に体を壊したり、極端な話死に至ることもあり、「日本の悪習の一つ」と嫌悪を示す向きも多い(根性論が横行しているのは日本でも体育会系限定であるが)。
従来、根性論は体育会系において当然の常識であったが、イチローなど根性論を否定するアスリートも増えており、前時代的な根性論を振りかざすコーチと対立するケースも出てきている。2012年には、高校の体育科や柔道などのアマチュアスポーツで体罰や虐待が横行していることが問題視されるようになり、根性論の文化も批判の対象となっている。
スパロボの精神コマンド『根性』
機体のHPを回復させる効果を持つ。基本は30%だが、派生作品では20%~50%のバラつきがある。
根性(HP)があれば苦難(敵からのダメージ)に負けないわけである。
上位互換としてHPを全快させる『ド根性』も存在する。