CV:豊永利行
概要
本作のもう一人の主人公。資産家の一人息子で一年前に両親と義理の妹・愛花を殺されている。
犯人が特定されないまま警察の捜査が終わろうとしている事に苛立っていた時に葉風の瓶詰めのメッセージを拾い、彼女に協力する代わりに愛花を殺した犯人を特定させ、復讐を果たすべく魔法の力を得た。
その後高校を中退し、葉風が隠した魔具を集めつつ絶園の樹の果実がある地域を巡っていたが、故郷にも果実がありさらに魔法で妹を殺した犯人の目星を付ける必要があった為一時帰郷。
その際に彼を探していたエヴァンジェリン山本に銃を向けられている吉野と再会する。
性格は粗暴で直情的な自己中心型。目的のためなら手段を選ばない狡猾さを持つ一方、「不合理だ」「理屈に合わねえ」が口癖なように合理性を重んじており、親しい人間には義理堅く面倒見がいい一面もある。しかし、そうした気遣いも皮肉交じりだったり、遠回しだったりする捻くれ者である。
中学時代から女遊びが多く、よく年上の女性と付き合っていたが特定の彼女は作ったことはなく、そのせいか愛花に対する気持ちが恋愛感情であることを自覚していなかった。
吉野とは小学校からの付き合いで双方認める腐れ縁。性格は正反対だが不思議と馬が合う親友である。吉野に彼女がいることを人づてで知っているが、それが誰かをまだ知らない。
世界を救ってやると言っているが本人としてはあくまで「ついで」であり、ただ愛花の復讐を果すためだけに動いている。
葉風が時間の檻に囚われているため、契約を果たせないと知るとすぐさま切り捨てて左門を脅す事で目的を達成しようとするが、吉野から「愛花の彼氏を教える」という取引を持ちかけられたことでそれに応じ、時間の檻を破る手助けをする。
しかし、葉風の帰還と同時に起こった二つの大樹の暴走に巻き込まれ、吉野共々重傷を負ってしまい一旦うやむやにされてしまった。
その後魔法による治療で一命は取り留めたもののしばらく眠ったままにされていたが、「吉野が絶園の魔法使いかもしれない」と疑う左門によって起こされた。