使用歴
宇宙戦艦ヤマト最終話で初代デスラー艦が登場する。このときは総統府でもあり脱出艇であったので武装は艦首のデスラー砲以外貧弱。デスラー砲でヤマトを攻撃するも1回目はたまたまワープしてしまい不発。そのままワープして追撃するも、無差別ワープであったのでヤマトに衝突、白兵戦をデスラーが挑むことになった。放射能ガスをヤマトに注入して有利に作戦を進めたが、森雪によって放射能除去装置コスモクリーナーDが作動し放射能ガスが除去されデスラーは退却。デスラー砲でトドメを刺そうするも、真田四郎が開発した「空間磁力メッキ」でデスラー砲がはじきかえり、デスラー艦に命中して自滅した。
続いて「劇場版さらば宇宙戦艦ヤマト」と「宇宙戦艦ヤマト2」で2代目デスラー艦が登場する。初代を修理した上で、船体を増築している。艦首に瞬間物質移送機。また船体には多数のパルスレーザーやフェーザー砲も装備してある。なお「さらば」と「2」では最後までの展開が違う。「さらば」ではデスラーは落ち武者的になっていた。ガミラス人もタランとデスラー以外登場しない。瞬間物質移送機で彗星帝国の駆逐艦をワープさせ、ヤマトを追いつめるも、デスラー砲を発射した際にヤマトは小ワープしてきて白兵戦となり損失。デスラーも都市帝国の攻略のヒントを伝えると、「成功を祈る」と言って死亡した。(タランはその前に爆発に巻き込まれ死亡)一方「2」では、ヤマトへの復讐に燃え、彗星帝国と協力。テレザート星でヤマトを待ち受ける。ガミラス帝国の残存艦隊をひきつれ、ヤマトへ2度攻撃を加えるも前者は部下の失敗。後者はデスラーに危機感を覚えたサーベラーらの共謀により手元のタイミングが狂い失敗。その後地球に向かうヤマトに艦載機をワープさせて奇襲を加え、機雷で波動砲を封じさらに戦艦、巡洋艦、空母、デストロイヤー艦に集中攻撃を加えさせデスラー砲を発射されるも小ワープでかわされ、白兵戦になる。そんな中、雪と古代進の愛をみたデスラーは「愛する者の姿が見えなかった。」と自分を恥じ、ガミラスの再建のために三段空母に移乗して旅立った。
「新たなる旅立ち」ではデスラー戦闘空母が登場する。回転甲板にデスラー砲をつけたものだが、自動惑星ゴルバに通用しなかった。瞬間物質移送機や急降下爆撃機なども装備する。通常のガミラス戦闘空母と違い、主砲塔が1機足りない、艦橋のデザインが微妙に違うなどの違いがある。「Ⅲ」で同型艦と思わしき艦が何カットか登場する。
「Ⅲ」には新型デスラー艦が登場する。艦首のハイパーデスラー砲は1撃で艦隊を葬り去るほか、船体下部に大型ミサイルを装備している。デザインは他のデスラー艦と少し異なる。
「宇宙戦艦ヤマト完結編」では終盤に登場、戦闘不能のヤマトに襲いかかるディンギル帝国のプレ・ノアと岩石ロケットをガミラスミサイル艦とともに撃破した。この戦いは唯一デスラー砲が敵に命中し威力を発揮した戦いでもある。