概要
声:中村悠一
西浦高校1年7組。硬式野球部の捕手。右投げ右打ち。背番号2。
誕生日は12月11日。血液型O型。身長170cm→172cm。体重55kg→62,1kg。
家族構成は父の阿部隆、母の阿部美佐枝、弟のシュン(本名不明)。
極端なタレ目が特徴。顔つきは父親似。
野球部で主人公・三橋廉とバッテリーを組む。中学時代は戸田北中学校で榛名元希とバッテリーを組んでいた。
顔文字である「(仝ω仝)」は彼のことを示す。
得意科目は数学。策略家で頭脳派。百枝にも「男子高校生が考えられるようなことか」と感心されるほど。作戦立てなどは彼を中心に行っている。
優れたリード能力は打撃にも活かされている様で、本来はクリーンナップを打つ程の打力を持っているが守備への負担を考慮され下位を打つ事もある。
捕手としては、頭脳面では物覚えがよく嫌らしい戦略を組み立てられる最も適した性格と評価されているが、まだ体が小柄で体重も無いために対桐青戦では相手選手のスライディングで吹っ飛ばされている。
中学生時代はシニアの野球部に所属しており榛名とバッテリーを組んでいたが、サインを無視する、本気の投球をしない、制限した球数を投げたらどんな戦況だろうと即交代といった榛名の勝手な態度に激怒し、いつも衝突し合っていた。
物語初期の頃は榛名との嫌な思い出から、投手を自分の思い通りに動かすことしか考えておらず三橋のことも「言う通りに投げろ」と命じ自分に都合の良いように扱おうとしていたが、ゴールデンウィーク合宿の際に自分の驕った態度を反省し、以降三橋のために自分が支えになることを決意する。
普段は比較的真面目で落ち着きがあり、他のメンバーとふざけたりはしゃぐことはほとんど無い。どちらかというと無愛想な性格で、野球が絡まない場面だとだいたい誰に対しても素っ気なく、自分の言による他人の感情の変化にも鈍感。同時にやや短気で、自分の考えを否定されたり思い通りに物事が運ばないと苛立つ完璧主義な一面があるのが欠点。
三橋のオドオドした態度に対してはすぐに苛ついてしまい、どれだけ我慢しても結局爆発することが多い。夏の大会後、三橋が自分の立場を強く意識するようになってからは過保護な面はあまり見られなくなり、対等なバッテリーとして成長しつつある。
よく大声で怒鳴るため周囲の部員には心配されており、沖にも注意されている。
母親にもイジワルな兄と認定されており、そのせいか温和な弟の方を優先されがち。母は兄弟の試合日が重なればシュンの方の観戦に行くなど隆也本人のことはほぼ放任しているが、特に理由がなければ西浦の応援にも来ているので決して仲は悪くない。
篠岡千代と同じ中学校出身だが、阿部自身は指摘されるまで忘れていた。
また彼女に好意を寄せられてもいる。