概要
1963年代に運用し、あらかじめ弾薬が発射器に装填された状態で支給される使い捨て兵器というアイデアは画期的であった。発射器前部には上部に押し込み式のトリガー、折り畳み式の照星と照門、下部に後部ガス噴射口カバーがつき、発射器後部には点火装置が設けられている。後部を引き伸ばして展開すると、点火系列が接続され射撃可能となる。また、軽量なため一人で2〜3筒も携帯できる軽便さと、使用方法が簡単な点が高く評価された。
登場当初より陣地や市街地に籠る敵や火点を攻撃する兵器として利用され、ベトナム戦争で活躍する。最近ではイラク戦争にも使用された。しかし、現代の主力戦車では心許さなくなったが、軽車両や防護陣地等には有効である。