概要
日本プロレスの中継番組として、1969年7月2日に放送開始。開始当初の時間は毎週水曜日21:00 - 21:56であった。当初は「NETワールドプロレスリング」と局名を冠していた。
日プロ時代の中継では先行する日本テレビとの取り決めがあり、以下の試合は日本テレビの放送での独占中継とし、NETテレビ(現在のテレ朝)では放送してはならないことになっていた
インターナショナルヘビー級選手権試合
インターナショナルタッグ選手権試合
ワールドリーグ公式戦
そこで、アントニオ猪木を番組上でのメインイベンターに抜擢した形で放送した。またその後、坂口の試合とワールドリーグ公式戦はなし崩し的に放映することになった。これが引き金となり、日本プロレスは馬場派と猪木派に二分し、後に分裂の危機に立たされることとなった。
金曜8時と新日本の中継
1972年7月28日、日本テレビでの日本プロレス中継番組が完全に放映を終えた2週間後、同局の「金8枠」(毎週金曜日の20:00 - 20:54)の中継を引き継ぐ形で『NET日本プロレスリング中継』という中継枠が設けられた。
1973年4月6日、半年ぶりに「ワールドプロレスリング」のタイトルが復活した上で新日本プロレスの中継番組として放送開始。猪木の試合が1年4カ月ぶりに全国ネットプロレス中継に復活したと同時に、旗揚げから経営難にあえいでいた新日本プロレスの経営も立て直すことが出来た。
ゴールデンからの撤退
1987年4月7日に火曜日の20:00からの放送に移行。同時にテコ入れとしてバラエティの要素を加えた『ギブUPまで待てない!!ワールドプロレスリング』として番組を新装するが、ファンからは猛反発を受け、10月5日からは再び月曜日の20:00に復帰、「ワールドプロレスリング」のタイトルが復活したうえ番組も元の試合中継のスタイルに戻る。その後は土曜日の16:00 - 16:54→土曜の深夜時間帯に移動。2004年4月には、放送時間が30分に短縮された。
しかしながら、現在でも唯一「地上波で放送してるプロレス番組」として健闘している。
関連番組
ワールドプロレスリング完全版、クラシックス(テレ朝チャンネル1・2)
ワールドプロレスリングLIVE(テレ朝チャンネル2)
ワールドプロレスリング リターンズ(BS朝日)
ワールドプロレスリングNOTTV(NOTTV)