現代でいう韓服(韓国での表現、朝鮮では朝鮮服)の形は、現在においては主に清から独立した朝鮮時代から日本統治初期のものを基にしている。
女性のチマチョゴリ(下半身用衣装であるチマ+上半身用であるチョゴリ)は今でもよく見かけられるが、男性のパジチョゴリや子供用のセクトンチョゴリはさほど着られていない。
特に女性用の衣装に関しては日常生活などに合わせたデザインの研究は活発に行われ、現代のチマチョゴリは現代的なアレンジが加えられ、華やかで多彩なものとなっている。
韓民族、特にその一般人民は古来「白衣民族」と自称していたように、通常においては白い服を着用し、その白さを保つことに大きな努力が払われてきたとされる。また、朝廷内においては白色は喪服の色であると嫌い、色物の衣装を着用していたとされる。
庶民が色物の韓服(特に男性用)が一般に着られるようになったのは日本統治時代以降のことである。