解説
名前の意味は『弾丸(=Shell+Bullet)』。
カズマの右腕を基点に発現する融合装着型アルター。発動時は髪がヤマアラシの如く逆立つ。人差→中→薬→小→親指の順に硬く握り込んで行く特徴的な右手のモーションは、実際に試すと拳骨の着弾面が腕の骨と垂直になった「相手を真っ直ぐ殴れる拳」を作ることができる。
カズマの強固な反骨魂が反映され打撃力に特化した、『己の証』にして『自慢の拳』。
金・橙・赤がベースカラーの手甲形態だが、形成段階でカズマの右腕が3枚に卸されたかのように肩口まで割ける描写があり、筋肉や骨にまで食い込んだ構造であることをうかがわせる。
クレーターを穿つ程に地面を殴ることで、走るより速く進み、高く跳べる程のパワーと強度を持つ。
本気になると割れる。
Ver.1
背中から生える三枚の赤い羽根状炸薬を一枚ずつ推進力として爆発させて高速で敵に突進、強烈な全力パンチをブチこむ。
『衝撃のファーストブリット』『撃滅のセカンドブリット』『抹殺のラストブリット』と一発ごとに呼ばれ、一度のアルター発動で使えるのはこの三発までとなっている。
Ver.2
顔の右にタテガミ状のプロテクターが生え、右腕全体が一段と大きく、拳が放射状に指を生やしたディスク型になり、パッと見親指と小指の区別が付かなくなった。手の甲のシャッターが開くと、光が渦を巻いて迸る。
金色のプロペラ状になった背中の一枚羽根は、ホバリング&ジェット機構を備え、より空中戦に適応した。これをフル稼働させて放つ「シェルブリット・バースト」はシェルブリットよりもはるかに強力な上、三発の回数制限も無くなった。
但しカズマ自身への負荷も強烈で、連続使用すればアルター解除後もしばし右腕が使い物にならなくなる。
Ver.2.5
左腕も装甲で覆われ、左肩にも一回り小さい羽根、両足には脚甲が付いた。最終形態への過渡期のものだったようで一回限りの登場。
Ver.3
右腕だけでなく全身を獅子を象ったアルターの装甲で覆われた最強最後の形態。
パンチだけでなく蹴りや頭突きなどの通常攻撃すらシェルブリット以上の破壊力を持っており、両腕でシェルブリット・バースト『自慢の拳』を放つことが出来る。
背中の羽は尻尾のようになり、空間を直接はたいてカズマを前進させる。発動時足元の地面が沈み込むシーンがあり、かなりの質量が凝縮されている模様だが、地上から成層圏へ一瞬で移動できるほどのスピードで動ける。
デザインには賛否両論があり、一部では「ゴキブリット」等と呼ばれることも…。まさに黒い…もといロストグラウンドの悪魔。