概要
『コミックボンボン』で連載された漫画作品。シナリオは皆川ゆか、作画は高山瑞穂が担当。全5巻。
本作はガンダムシリーズの派生作品…ではなく、あくまで「ガンダムシリーズのMSやメカの登場するSF漫画」である。本作の世界は歴代ガンダムとはパラレルワールドに当たり、『プラモ狂四郎』や『ガンダムビルドファイターズ』などとは異なり、作中世界でガンダムが放送されていたわけでもない。
この漫画のコンセプトは「現代の日本で、遠い未来に開発されたMSが戦う」という点にあり、本作に登場するMSは未来人が開発したものという設定になっている。
2006年からコミックボンボンで連載開始されたものの、途中で雑誌自体が休刊になり、2008年に『テレまんがヒーローズ』に移籍しようやく完結した。
版権の問題なのか単なる趣味か、作者の前作である『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』からはMSが登場していない(前々作のMSはあるけど)。ちなみに4巻収録の15話では。『機動戦士ガンダム00』のユニオンフラッグが1コマだけ登場している…らしい(ちなみに記事の執筆者は見つけられなかった)。
オリジナルとして正式名称は無いもののやまだたかひろデザインの侍Zガンダムが登場している…が詳細な設定等は版権問題もあり非公開となっている。
あらすじ
西暦200X年、東京に謎の隕石が落下。中学生・黒野時夫はその隕石を目撃するが、隕石かと思われた物体は、白い巨大ロボットだった!
そのロボットを目撃した少年・黒野時夫は落下地点に駆け寄るが、中から宇宙服に身を包んだ謎の少女と出会う。少女の名はアイコ。未来からやってきたと自称する彼女に、時夫は不信感を隠せない。だが、そこに突然無人MS・Gビットが襲い掛かる。怪我をしたアイコに変わり、時夫は白いロボット=ガンダムRX-78を動かしてこれを撃退するのだった。
未来から次々と襲い来るMSに対し立ち向かう時夫だったが、そこに謎のMSを操る少年が現れ、事態はさらに激化していく。