メフィスト・フェレス
めふぃすとふぇれす
プロフィール
概要
正十字騎士團に所属する祓魔師で、「名誉騎士」の称号を持つ祓魔師にして正十字騎士團日本支部長。
騎士團員には主に「フェレス卿」と呼ばれる。
表向きの顔としてヨハン・ファウスト5世と名乗り、正十字学園・祓魔塾の理事長も務めている。
本人なりの正装という、ピエロを思わせる奇妙な白いスーツやマントが印象的である。
獅郎亡き後、祓魔師になると宣言した燐を受け入れ、正十字学園に入学させるなど面倒を見る一方で、燐の存在を騎士團本部には隠していたり、ネイガウスやアマイモンを燐にけしかけるなど、影で不穏な動きも見せる。
彼の目的は謎に包まれており、シュラは「何か盤上でゲームを楽しんでいるような風情」と気に入らない反応を見せている。
公私混同はしない主義と自称しているが、面白い面白くないで物事を判断する節があり、その考える所は誰にも分からない。
その正体は、"悪魔"。200年にわたり騎士團に協力しているという。
そのため魔法の様な所作を行い、「アインス・ツヴァイ・ドライ!」(ドイツ語で「1・2・3!」)の掛け声と共に様々なものを取り出したりして見せる。
アマイモンのことを「弟」と呼んでおり、彼からも「兄上」と呼ばれている。また、アマイモンから「実家には帰らないのですか?」などと尋ねられているが、諸々の詳細は不明。
魔神の落胤である燐のことを「我らの小さな末の弟」と呼ぶこともあり、彼自身もサタンとの繋がりがあると思われる。
物質界を「愉快な玩具箱」と呼び、常に楽しみを探している。
悪魔としての力は強大なようで、アマイモンとの争いで我を失って暴れる燐にすら余裕を持って対処していた。
スコティッシュ・テリア風の小型犬に化ける事も出来、学内を歩き回る際にはこの姿を取る事が多いらしい。→メフィ犬
また、町中の移動に用いる車はピンク一色のリムジンである。
かなりのお茶目で遊び好き。サブカルチャー全般が趣味のオタクで、自室でキャラものの浴衣を纏ったり、テレビゲームに勤しんだりすることも。日本を好んでおり、「侘寂の心」「侍魂」「萌」を追及している。
口調は大抵はきちんと敬語を用いて謙遜した風の話し方をするが、アマイモンなど自分より格下(?)の悪魔などには命令口調になる。
正体
※ここから先は物語のネタバレを含むので、閲覧される際はご注意ください。
第39話にてメフィスト・フェレスという名も本名ではないことが発覚する。
彼の正体は、悪魔の王族・八候王(バール)の一人、“時の王 サマエル”。
また、“虚無界(ゲヘナ)の第二権力者”とも名乗っていることから、彼はサタンの次男であると考えられる。
時間と空間を司り、同話では自分と燐の意識だけを虚無界へ次元移動させたり、時間を止めて燐の背後に回り込んだりしてみせた。
この話では燐を自分の屋敷の晩餐会に招き、そこで「悪魔の弱点である尻尾と心臓(の封印された燐の刀)をさらけ出すことは危険であること」、「サタンを倒すには燐にはまだまだ力が足りないこと」等を教え、悪魔として燐が未熟であることを思い知らせた。
また、40話では「今後は燐への協力は惜しまない」と話していたことが燐の回想で出てきている。
悪魔として強大な地位と実力を有していたメフィストであるが、
人間と人間の造り出すものが大好きで、燐に「自分は敵ではない」とも話している。
彼の真意は、未だ不明である。
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