設立経緯
ギレン・ザビ総帥、及びキシリア・ザビ少将戦死の報が流れ、ジオンの敗北が確定的になると、戦闘宙域及び,月面のグラナダ、本国サイド3から離脱しサイド3と月の中ほどにある秘匿領域「カラマ・ポイント」に集結した艦艇、部隊のうち地球圏に残り連邦への抗戦継続を望む者達がエギーユ・デラーズ大佐のもとに集い結成された。
デラーズ・フリートの戦力
グワジン級戦艦グワデン
巡洋艦15隻
補給艦,輸送艦20隻
MS60機、
他のジオン軍残党やアナハイム社との裏取引、本拠地である茨の園のある暗礁宙域での廃品利用によってその数を増やした。
また、武装蜂起後にジオン軍残党であるザンジバル級リリー・マルレーン,ムサイ級8隻,MS30機を擁するシーマ艦隊も加わっている
組織の顛末
一年戦争終結後の地球連邦政府がその権勢を安定させてきている事を懸念し、核兵器の運用を含めたガンダム開発計画の情報を得たことから、「星の屑」作戦を立案する。その目的はコロニー落としにより北米大陸の穀倉地帯に打撃を与え、宇宙への食糧依存度を高める事、それによって地球連邦に対するスペースノイドの発言権を強化し、ひいては宇宙へ連邦政府の目を向けさせる事であった。
作戦は宇宙世紀0083年10月13日に発動。地球連邦軍によって極秘開発され、オーストラリアのトリントン基地に移送された核兵器搭載のモビルスーツ、ガンダム試作2号機をアナベル・ガトーが奪取した。追撃を振り切ったガトーと2号機は10月31日に茨の園へ帰還。11月10日にソロモン海域コンペイトウ湾内にて行われた地球連邦軍の観艦式を、その戦術核を用いて襲撃。集結していた艦隊に大打撃を与え、戦力を削ぐと共に、別の宙域で移送中だったコロニー公社管理のスペースコロニー2基を占拠。うち1基を月へ落下させると見せかけてコンペイトウから追撃に出た残存艦隊を月方面へ引き寄せたうえ、推進剤によりコロニーの進路を地球へ変更。燃料の切れた連邦艦隊の追撃をかわした。その後増援艦隊との戦闘等を経て11月13日0時34分、コロニーは地球へ落着した。
作戦自体は成功したものの、序盤から地球連邦軍の強襲揚陸艦アルビオンの追撃を受け続け、また終盤シーマ艦隊の裏切り等,作戦遂行中にトラブルが発生している。また、地球連邦軍に比べれば元々少ない戦力であり、核で大打撃を与えてもなお物量に勝る連邦軍に圧倒され、最終的にデラーズ・フリートは壊滅した。
デラーズ・フリートの保有兵器
ザクIIF2型
ドム・トローペン
ザメル
リック・ドムII
ドラッツェ
ゲルググマリーネ
ガーベラ・テトラ
ガンダム試作2号機
ノイエ・ジール
グワデン
ムサイ級巡洋艦最後期型
ザンジバル級巡洋艦リリー・マルレーン
チベ級重巡洋艦