データ
全長:80メートル
重量:15万トン
別名:軍艦ロボット
概要
四半世紀前から相次ぐ戦争や海難事故で海の藻屑と化した多くの沈没船の残骸からミミー星人が作り上げた。 出現した国の近くに沈んだ沈没船を使っているらしく、日本に出現したものは太平洋戦争末期に沈んだ戦艦大和がベースになっていた。四方に砲弾を発射することができ、完全停止してから15分経過すると体内に仕掛けられた爆薬により大爆発を起こす。 日本近海で多数の船舶を沈めた後で伊豆半島の下田港に出現し、ウルトラセブンを巨大な枷で拘束して道連れに自爆しようとしたが、動力源などをエメリウム光線で破壊されて敗れた。
備考
企画段階ではより怪獣らしいフォルムで、成田亨によるデザインも出来上がっていたという。
それも、本来『セブン』ではなく『ウルトラマン』の時点で登場するはずであったらしい。
…と書くと、熱心なファンなら察しが付くかも知れない。一峰大二によるコミカライズ版『ウルトラマン』に登場する怪獣「ヤマトン」、これが実はアイアンロックスの原形だった可能性が高い。
本編で没になった理由については諸説あるが、こちらのリンク先にあるソフビ写真を見ると判るように、
「怪獣が戦艦を背負っている」
その姿を当時の素材や技術で着ぐるみで再現した場合、スーツアクターが重さで身動きが取れなくなるから…というのが有力と言われている(ソフビは大分デフォルメされているが、漫画での描き込みは相当に緻密なのである)。