「お前は誰かを助けられるのに、お前を助けられる奴は誰もいないんだな」
概要
CV:渕崎ゆり子
森谷りりか(ナースエンジェル)と敵対するダークジョーカーの一員で、幹部クラスの1人(ただし作中に登場する幹部は彼とケトーのみ)。レーザーブレードと魔術を用いた戦いを得意とする魔法剣士。
ダークジョーカーのアジトではチェスを嗜む様子が描かれている。
物語の前半と後半では大きく立ち位置の異なるキャラクターであり、全編を通してのレギュラーキャラクターでもある。
物語前半(19話まで)
ダークジョーカーの幹部であり、りりかと加納、星夜の宿敵の1人。口達者な皮肉屋で、戦闘中は不敵な笑みを浮かべながらとにかくよく喋る。
何度か彼女たちの前に立ちはだかるが、もう1人の幹部であるケトーが加納と刺し違える形で倒されてからは、次なる刺客のごとくりりかと星夜の2人と戦うことになる。
しかし、度重なる敗北を受け、ナースエンジェルを倒す為にダークジョーカーのボスであるブロスによって「痛みを感じない身体」にされ、捨て駒として使い捨てられてしまう。
結果的にブロスに殺されかかり、重体の状態でりりかにとどめを刺すことを要求するも、りりかはわずかに残ったワクチンを全て使い切り、デューイの傷を癒した。この戦い以降、デューイの立場が大きく変わることになる。
物語中盤(26話まで)
死んだはずの加納が生き返ったが、ダークジョーカーの手先となりてりりかと星夜の前に立ちはだかる。ワクチンが切れて魔法が使えず、相手が加納であったこともあって2人は絶体絶命の窮地にまで追い込まれることになったが、その危機から2人を救ったのがデューイであった。
デューイは命を救ってもらった借りを返す形でブロスの館から黒のワクチンを奪い、救援とともにりりかに渡した。黒のワクチンを緑のワクチンに変えることのできる唯一の存在であるナースエンジェルであったために、残量が尽きたワクチンが一時的に補充されるようになった。
しかし、裏切り者としてブロスに命を狙われてしまうことになり、追い詰められていたところをりりかと星夜に救われる。以降は敵となってしまった加納に代わってりりか達の新しい仲間となり、ダークジョーカーと立ち向かうこととなる。
このように、前半と中盤で敵と味方が交代するような形で仲間になるという特殊な経緯を辿っている。この時期を境に紫色に輝いていた剣がオレンジ色に変化しており、デューイ自身の立場の変化を示唆するような描写も加えられた。
また、エンディングクレジットにてキャストが「メインキャラ」「ダークジョーカー」の順に紹介されているが、この時期は従来とは逆にメインキャラの欄にデューイが含まれ、ダークジョーカーの欄に加納が含まれる形になった。
ダークジョーカーを抜けた後のデューイは、皮肉屋なのは相変わらずであったが、立場の違いもあって至ってクールな性格になっている。一方でりりかのことを名前で呼べずにナースエンジェルと呼び続けているなどといった素直になれない一面も持っている。
物語後半
ダークジョーカーのボスであるブロスを倒し、加納も洗脳が解けたのちは、地球で暮らしながらも各地に飛び散ってしまった黒のワクチンにより具現化するダークジョーカー達と戦う。このときは地球人の服を身に着けていたり生活感ある描写も見られるが、実際どこで暮らしているのかは不明。
ちなみにかなりのイケメンキャラでもあるためか、学校前でりりかを待っていた際は多くの女子生徒が見とれていた。
大勢の人がいる場でも構わずりりかをナースエンジェルと呼んだりしているが、最終回にて去りゆくりりかに対し自身の本音をぶつける。