概要 👩⚕️👼🏥
「りぼん」(集英社)にて1995年1月号から1996年6月号まで連載された、秋元康原作、池野恋作画の変身ヒロインものの少女漫画。単行本は全4巻。
テレビアニメは、1995年7月7日から1996年3月29日にかけてテレビ東京系列局で全35話が放送されたほか、放送期間に多少のズレはあるが三重テレビ、岐阜放送、KBS京都に加えて、日本テレビ系列局4局、TBS系列局3局、フジテレビ系列局7局でも放送されている。なお、放送局によっては、いわゆる4月改編とぶつかったため終盤の放送日時が変更になってしまったというケースも存在する。大地丙太郎のTVシリーズ初監督作品である。
「戦う看護婦」がモチーフなだけあって命の大切さがテーマ。しかしそのテーマを深掘りするために命を失うとはどういうことかを問うストーリーとなっており、死の影が常にちらついているようなシリアス路線な作風を持つ。
ヒロインピンチな描写がやたら多いことでも有名。主人公の森谷りりかが変身して戦う時は毎週のように苦戦し、ボロボロになって苦しみながらどうにか勝利するのが基本。これは、誰かの命を救おうとする行為は簡単なものではなく、自分の命を賭けるようなものだということを描きたかったことがあるのだろう。
それでも笑顔を忘れないりりかの尊さが胸を打つ名作であるのだが、爽快感があまりなく重い展開が終盤まで続いたことが影響し子供受けはせず、1年の予定が3クールに短縮される結果となってしまった。
上記の通りコミカライズ版があり、序盤こそ同じ展開となっているが中盤から雰囲気が変わっている。コミカライズ版は最初は一人で戦っていたりりかと共に星夜たちが闘う力を得て一緒に戦う、というストーリーとなった。結末も大きく変わっており、ハッピーエンドとなっている。中学生となったりりかと星夜の話を描く番外編も描かれた。
ストーリー
私立白鳩学園に通う小学生4年生の女の子・森谷りりかは、10歳の誕生日に転校してきた加納望先輩に一目惚れ。あっという間に学園の人気者になった加納を、りりかの幼馴染の宇崎星夜は怪しがる。
加納の正体は悪の軍団ダークジョーカーに襲われたクイーンアースの戦士・カノンであり、りりかをナースエンジェルに選び、地球とクイーンアースを救うことのできる「命の花」を探す使命を託した。
りりかは命の花から作られる「緑のワクチン」の力でダークジョーカーを倒しつつ、「黒のワクチン」に汚染された街の人々を浄化していくが、りりかには過酷な運命が待ち構えていた。
登場人物
ナースエンジェルピュアホワイト(CV:麻生かほ里)
主題歌
オープニングテーマ
- 「どーにか こーにか」(第27話 - 第35話)
- 歌 - 南英子
- 作詞 - 秋元康
- 作曲 - 鈴木キサブロー
- 編曲 - 岩崎文紀
エンディングテーマ
- 「りりかSOS」(第1話 - 第23話)
- 歌 - 麻生かほ里
- 作詞 - 秋元康
- 作曲 - まりちゃんズ
- 編曲 - 岩本正樹
- 「笑顔を忘れない」(第24話 - 第35話)
- 歌 - 麻生かほ里
- 作詞 - 有森聡美
- 作曲 - 工藤崇
- 編曲 - 岩本正樹
関連イラスト
関連タグ
りりかSOS50users入り→りりかSOS100users入り
ヒーリングっど♥プリキュア:この作品の約20年後に登場した「戦う医療従事者」繋がり。命の大切さを問うシリアスな場面も存在する。