『ナースエンジェルりりかSOS』に登場するキーアイテム
緑のワクチン
ダークジョーカーに対するナースエンジェルの戦力。
その名のとおり透き通った緑色の液体。使うと緑の光になる。
緑のワクチンなしでもナースエンジェルの技は発動するがその場合威力は弱く、黒のワクチンの浄化やダークジョーカーに有効なダメージを与えるには緑のワクチンが必須となる。使えば当然減る。
基本的にエンジェルバトンの中に入れて使う。
- 原作版
バトンの真ん中のエンブレムの部分が蓋になっており、そこを開けてバトンの中に直接注ぎ込む。
- アニメ版
目薬の容器に似た専用のケースに緑のワクチンを入れ、バトンの裏側(エンブレムの後ろ)に装着する。序盤はクイーン=アース最後の緑のワクチンが装填されている。
奇跡的な効力をもつ万能薬でもあり、とくに黒のワクチンによって受けた毒・汚染への唯一の特効薬である。
ナースエンジェル以外が使用する場合はそのまま飲む(原作版)か、患部に直接付ける(アニメ版)。
黒のワクチン
ダークジョーカーの戦力。
真っ黒な液体。ダークジョーカー以外の生命にとっては猛毒。容器からこぼすとたちまち気化し、毒の黒煙が立ち昇る。
なお、ナースエンジェルは黒のワクチンを緑のワクチンに変えることができる。
(原作版は気化したものも変えられるが、アニメ版は液体状のものに限る?)
- アニメ版のみの設定
ダークジョーカー以外の者が摂取すると身体を蝕まれるかダークジョーカーの手先になるか、どちらかの状態に陥る。
黒のワクチン自体に意思があるような描写もあり、人が誰でも抱くようなごく小さな負の感情に敏感に反応する。
物に憑くこともあり、その場合それを身に着けた者をも邪悪にする。
命の花
ハート形の花を咲かせる小ぶりで可愛らしい植物。
上述の緑のワクチン・黒のワクチン双方の原料。
そのため主人公側・敵側双方が命の花を欲することとなる。
ダークジョーカーの侵攻によりクイーン=アースの命の花は尽きてしまい、カノンやりりかたちはダークジョーカーと戦うかたわら、地球の命の花を捜すことになる。
原作(漫画)版とアニメ版で設定が異なる。
原作版
- 地球産
見つけにくい場所に自生している。
緑のワクチン探索動物であるマルルの探査能力を基に捜索する。
- クイーン=アース産
カノンが持ち込み根分けして、地球での住まいで栽培している。
地球産とクイーン=アース産で葉の形が異なる。また、地球の命の花からつくる緑のワクチンはクイーン=アースのものより効果が大きいらしい。
マルルの能力ではだいたいの場所しかわからないが、花のすぐそばまで行けばナースエンジェル(あるいは心のやさしい人)に花のほうから語りかけてくる。
アニメ版
※以下重大なネタバレになるのでご注意
どんなに捜索しても見つからず、どうやら地球の命の花は大昔すでに絶滅していたらしいことがわかる。
もっと詳しく知りたい方はこちらの『ネタバレ注意』の項を参照。(※物語の核心に触れます)