概要
1956年5月2日生まれ、東京都出身の放送作家・プロデューサー・作詞家。タレントとしてのテレビ出演も多く、マンガ・アニメの原作も数多く手掛けている。
経歴
子供の頃は成績優秀で、優等生ともヤンキーとも仲が良く、裏から両グループを操る黒幕的存在だったという。元々東京大学志望でエリート官僚を目指していたが、受験勉強に集中できないまま聴き始めた深夜ラジオをきっかけに、放送作家としてデビュー。
放送作家としては、「夕やけニャンニャン」や「とんねるずのみなさんのおかげです→した」などで知られている。
アイドル黄金期の昭和60年代に彼が仕掛けた「おニャン子クラブ」は、どこにでもいそうな素人レベルの女子高校生を集めた大人数グループで、当時の低年齢層に爆発的な人気を呼ぶ。現在の「AKB48」をはじめとする48系グループや乃木坂46、櫻坂46、日向坂46といった坂道グループに至るまで、彼がプロデュースするユニットは全ておニャン子の焼き直しである。それでもなお、二番煎じにならないような独自の「色」をそれぞれ引き出しており、それが人気へと繋がっている。
※ただし、勘違いされている場合が多いが「おニャン子クラブ」「夕やけニャンニャン」での立場は、あくまで「作曲家」「ブレーンの1人」であり「プロデューサー」では無い。当時、「おニャン子クラブ」向けに手掛けた歌の歌詞も番組プロデューサーの手ががかなり入っている。
妻はかつておニャン子クラブのメンバーだった高井麻巳子であり、80年代アイドルファンにはこの件で未だに複雑な想いを抱く人も多い。
平成20年代の現在では「AKB48」とその類似ユニットのプロデュースで一躍時の人となっている秋元だが、バブル崩壊後の「アイドル冬の時代」に企画した「ねずみっ子クラブ」(女子小学生グループ、「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」の番組企画「セクシー小学生ゴングショー」から派生して誕生したもの)、「チェキッ娘」(セガとのコラボレーション企画)などは苦戦しており、この間はアイドルプロデュースよりも主にとんねるずの番組を中心に構成作家・スーパーバイザーを担当する仕事が主体となっていた。
作詞家としては上記アイドルの曲のほとんどを手掛けるだけでなく、美空ひばりの「川の流れのように」といった名曲も生み出している。
また、脚本家としての顔も持っており、『あなたの番です』や『真犯人フラグ』をはじめとするミステリー、『じゃない方の彼女』、『最初はパー』といったコメディなど様々なジャンルの作品の企画・監修・脚本を担当している。
エピソード
- これまでプロデュースしてきたアイドルグループの楽曲でセンターを務めた経験があるメンバーを見てみると、ショートヘア、ボブヘアを基本の髪型とするメンバーが非常に多い。(例:前田敦子、篠田麻里子、島崎遥香、兒玉遥、山本彩、生駒里奈、堀未央奈、平手友梨奈、中西アルノなど)
- そのため、高橋みなみが現役時代に秋元に直接「ショートヘアとかボブヘア、好きっすよね?」と質問したことがある。なお、肝心の答えは聞けなかったらしい。
- 作詞について、多くのメンバーから「当時自分が思っていたことが書かれていたかのようだった」という声が多く挙がっており、乃木坂46の齋藤飛鳥に関しては、「当時ほとんど会ったことないのに自分のことわかってるみたいな感じで、とても怖かった」とコメントし、回顧している。
- 自身がプロデュースするアイドルグループの表題曲センターは本人曰く「基本は現場のスタッフに一任している」らしいが、初期は本人も選定に参加していたとのこと。
- その際に、「一人を固定して連続して表題曲センターを務めてもらうこと」と「メンバーの中でセンターをやりたがらないメンバーをわざと選ぶこと」は意識していたとのこと。(前者はグループの顔を定着させるためという戦略によるもの)
プロデュース
AKB48 SKE48 NMB48 HKT48 NGT48 JKT48 SNH48 TPE48 乃木坂46 欅坂46(現在は櫻坂46) 日向坂46(けやき坂46から改名) 僕が見たかった青空
原作作品
関連項目
AKB49(週刊少年マガジンに連載の漫画)
関連作品
エイブ・ア・ゴーゴー(オッドワールド)の音楽。