概要
2007年8月に公開された、日本のホラー映画。監督は原田眞人。
聞いた人間の精神を蝕み、歌った人間に死を与える『伝染歌』が巻き起こす恐怖を描く。
企画・原作はAKB48プロデューサーにして『着信アリ』でも同一の役職を勤めた秋元康が手掛けている。また、AKBが映画初出演を果たした作品でもある。
作中で歌われる伝染歌は映画の主題歌としても使われている。…殺しに来ているのだろうか?
世界観は『暗い日曜日』を元としている。
主な登場人物
夏野あんず(なつの・)
本作の主人公。トライアスロン部に所属する女子高生。
ある時、親友の少女が謎めいた歌と共に自殺するのを目撃し、部の仲間達と共に死の真相を探ることになる。
女子高生らしい軽い性格と、どこか影を感じさせる内気な心の二面性を持つ。
長瀬陸(ながせ・りく)
三流風俗雑誌の記者。
仕事の関係で伝染歌について追っていた所、あんずの親友の葬儀にて彼女に出会う。
当初はあんずに胡散臭がられていたが、後に共に恐怖体験に巻き込まれて協力する道を選び、歌の伝染を断ち切る方法を模索していく。
エンマ
陸の知り合いである霊能力者。
人の心に巣食う闇を浄化し、それをもって邪悪を祓うという力を持つ。
作中では伝染歌を聞いてしまったあんずの救い手として、彼女の心に語りかけるが……。
五井道子(ごい・みちこ)
伝染歌による恐怖の裏に存在が見え隠れする、謎の女性。
自殺したと言われている歌手だが、世間の噂が先行しておりその実態は霞んでいる。
伝染歌の元凶とも、歌に乗じた殺人犯ともされ、『事件』の鍵を握っている。
関連動画
※伝染歌も流れます。