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Ib イヴ(Ib) メアリー(Ib) ギャリー 偽ャリー 偽ャリイヴ
この先にはネタバレがあります。
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概要
イヴを操作している状態で、不思議な世界からの脱出口にたどり着いた段階で現れる選択肢で、現実世界に戻らない方を選択してしまった場合、このEDに辿りつく。
プレイヤーの心情的には積極的に選ばれることは少ないが、達成条件が用意であるため、攻略情報抜きで進んでも辿り着けるEDである。
分岐によって4つのパターンが存在する(Ver1.05)。
どれも、タイトルの通り、イヴが独りでゲルテナの世界に取り残されてしまうというバッドエンドである。
また、ギャリーとメアリーについても殆どろくな結果が待っていない。
パターン1
ギャリーが生存しており、共に現実世界への脱出口まで辿りついた場合に発生。
イヴとギャリーは現実世界に通じる絵画を見つける。ギャリーが一足先に飛び込み、続いてイヴも脱出しようとする。
しかし、そこへイヴの母が現れる。イヴに優しい言葉をかける母。だがその様子はどこか変だ。
一方ギャリーは、何故か飛び出すのを躊躇するイヴに、自分の方へ来るよう呼びかける。一度絵画の中に飛び込むとここへは戻ってこれないらしく、声をかけるしか出来ない。
結局、彼の必死の呼びかけもむなしく、イヴはふらふらとどこかへ消えてしまう。そして辺りが暗闇に包まれてエンディングを迎える。
――イヴが心壊を起こしたエンディング。最後に彼女の前に現れた母は、もちろん彼女の幻覚であり、ギャリーには見えていなかった。
ギャリーのみが生還する唯一のエンディングでもある。
パターン2
ギャリーが死亡し、メアリーの肖像画を焼かずに脱出口へ向かった場合に発生。
独り逃げ続けたイヴは、現実世界に通じる絵画を見つける。その絵画は他の絵画とは雰囲気が違うばかりか、元いた美術館の光景が描かれていた。
この絵画に飛び込めば現実世界に帰れるかもしれない。イヴはそう感じた。
しかし、恐怖から、飛び込むのを一瞬躊躇してしまう。
するとその瞬間、絵画は普通の絵に戻ってしまった。そして、辺りが一気に暗くなり、彼女は永遠に暗い世界に取り残されてしまうのだった。
――心壊などではなく、純粋な怯えという、どうにも人間らしい・子供らしい(かつわずか一瞬の)原因から破滅してしまうという、おそらく一番哀れなパターン。
救いがあるとすれば、メアリーが健在なので、もしかしたらひとりぼっちではないかもしれないことぐらいか。
パターン3
ギャリーが死亡し、メアリーの肖像画を焼いた後に脱出口へ向かった場合に発生。
独り逃げ続けたイヴは、現実世界に通じる絵画を見つける。その絵画は他の絵画とは雰囲気が違うばかりか、元いた美術館の光景が描かれていた。
この絵画に飛び込めば現実世界へ戻れるかもしれない。イヴはそう感じた。
しかしそこへ、死んだはずのギャリーが現れる。
「動けるようになったら追いかける」という言葉の通り、彼はイヴを追いかけてきてくれたのだ。
その絵画ではなく出口は別にある、という彼の言葉を信じて、イヴは彼の手をとり共に歩いていく。そのまま辺りは闇に包まれ、現実世界への脱出口は永遠に失われるのだった。
――パターン1と同じく心壊を起こしたと思われるエンディング。もちろんイヴの前に現れたのは偽ャリー。絵画のことについては触れていないのに「出口」と発言していることから、イヴの心の中に存在している幻覚であることがわかる。
あと少しで脱出できるところまできたものの、それまで自分を助けてくれていたギャリーの姿を見て安心してしまった、と考えると、やはりイヴが哀れ。
3人とも不幸な結末を迎えているという点で、ある絵画の末路に並ぶ最悪のバッドエンドといえる。
パターン4
追加ダンジョン「最後の舞台」でベッドを調べ、「目を閉じる」を最後まで選択し続けると発生。
黒いダイヤのような形をしたベッドのオブジェを見つけたイヴは、そこに横になってみる。
すると、頭がぼんやりして、父と母の優しい声が聞こえてくる。彼女の目に、9歳の誕生日を祝ってもらったときの記憶が蘇ってくる。
イヴは父と母の優しい姿に浸り、そのまま眠りにつく。画面は暗転したまま唐突にエンディングを迎える。
――バージョンアップによって追加されたパターン。いったい「最後の舞台」がどんな性質の美術品であったのかは不明。
イヴが物持ちのいい性格であることや、部屋がウサギでいっぱいであること(ただしこれは青人形の部屋の幻覚と関係しているかもしれない)などが判明し、彼女のキャラクターがわずかに掘り下げられるエンディングでもある。