「自分にできることを精一杯頑張るのは 気持ちがいいです」
CV:梶原岳人
概要
『呪術廻戦』の五条悟過去編に登場。
呪術高専東京校の学生で2級呪術師。五条悟、夏油傑、家入硝子の一学年後輩で、七海建人は同級生にあたる。
黒い短髪の少年で、一人称は「僕」。
非術師の家系出身。呪いが見える妹がおり、彼女には高専に来ないように強く言いつけていた。
呪術師には珍しく素直な性格で人をあまり疑わず、常に周囲に明るく愛想良く振る舞う。愛想がなく冷静な七海とは対照的な性格。先輩の夏油を慕っている。
戦闘シーンが無いため生得術式を持っているかどうかは不明。
好きなものは米と人で、好きな女性のタイプは沢山食べる子。趣味・特技は大食い。
2006年の高専1年時、天内理子護衛任務で七海と共に沖縄にて那覇空港の警備を担当した。
2007年の高専2年時、七海と共に向かった呪霊の討伐任務に失敗し、命を落とす。(元々この呪霊は当初「2級」として扱われていたが、七海が「産土神信仰でした。あれは土地神だ」と呟いていたことから、本当は「1級」相当の呪霊であり、高専はその脅威を完全に見誤っていたといえる。)
その死は夏油を造反に導く契機の一端となり、七海が「呪術師はクソ」という結論に至る事由となった。
以下ネタバレ注意
「灰原、私は結局何がしたかったんだろうな」
「逃げて逃げたくせにやり甲斐なんて曖昧な理由で戻ってきて」
作中の渋谷事変にて、漏瑚との戦闘で瀕死状態の七海がひとり、脳内で灰原に問い掛けていたところ、目の前に死んだはずの灰原が現れる。
空想の中の灰原が指を指した先には虎杖の姿があり、七海は「駄目だ灰原」「それは違う」「言ってはいけない」「それは彼にとって呪いになる」と考えるも、最期の瞬間「後は頼みます」と虎杖に託し、真人に殺された七海。
この事から、灰原が死ぬ際、共に任務に赴いていた七海は「後は頼む」と、灰原から同様の遺言を授かり、それが彼にとっての【呪い】となっていた事が予想される。
七海と灰原は、今も昔も死の間際でさえも、互いがとても大切な親友同士であったことが窺える。